4 椰子

2014年10月16日 (木)

椰子のジュース&お酒@インドネシア・織物と民族文化の旅 14

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旅2日目です。

ホテル・マジャパヒの説明を聞いた後、東ジャワのTUBAN(トゥバン)と言う町の近くにある織物の村、ガジ村へ向かいました。 片道3時間ぐらいと言うことです。ええっー、3時間もかかるのに、あんなにゆっくりとホテル見学してたのですね~~と、ちょっと内心思っちゃったりしましたが、私はホテルも好きだから良いです♪ 

塩田が広がる景色を見ながら、バスは、スラバヤから海岸沿いを西へと進みます。 辺りは、乾季ということもあってカラカラの景色です。木の葉も枯葉のようになってかろうじてくっ付いていて、緑が乏しい~~。

そのうち、だんだん田舎の風景となってきて、トゥバンに近くなり、海も見え始めました。やっと少しましな景色になったなー、なんて思ったころ、道路脇のお店で白い液体を入れたペットボトルが目に付き始めました。

「あれ、何ですか?」 ガイドのスギさんに聞いてみました。

あれは、サトウヤシのお酒です。

あれー? イスラム教の人はお酒飲まないんじゃなかったっけ???「あー、まー、飲みませんね。」と、お茶を濁したような返答が。。。実際はどうなんでしょうね。。。人、様々だから色々でしょう・・・各家庭で作るちょっとした飲み物なんでしょうね、きっと。もちろん、厳格なイスラム教の人たちは飲まないでしょうが。

色の薄いのがラゲン(legen)というジュースで、少し色の濃い目のがトゥア(tuak)というお酒だそうです。

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スギさんがバスから降りて、買ってきてくれました。

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あのぶら下がってるのは何???

何でも聞いてみたいワ・タ・ク・シです~~ 旅は強欲で行かなくてはね~~

あれはサトウヤシの実です。

へー、、、、

これも買ってきてくれました。 

後で食べましょう~~ですって。

わーい!

あれが、サトウヤシで特別な椰子なんです。そうスギさんが指差した椰子の木はインドネシアでは、(もしかしたら、インドネシアでもこの辺りでの呼び名かもしれませんが、)siwaran シワランヤシと呼ばれるそうです。

このサイトに写真が載ってます。

http://www.geocities.jp/tsuda_koji/Jawa/siwalan1.htm

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あれ? シワランヤシって、パルミラパームそっくり・・・!

パルミラパームと言うのは、原産は熱帯アフリカで、東南アジアからインド東部にかけて栽培されている椰子。アンコールワットのそばにもたーくさん聳え立っています。似てる・・・と、思えどスペシャルな椰子といわれたら、だんだん自信がなくなって、それも車の中から遠めに見ただけでははっきりしなくて、ずーーと気になってました。

が、しかし、、、調べた結果は、やはりシワランヤシはパルミラパーム(Palmyra palm)、和名ではオウギヤシ(学名:Borassus flabellifer)でした。 シンガポールで初めて覚えたので、どうも英名が先に出てきてしまいます。日本ではオウギヤシと言うのですね。

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この椰子、その後、ティモール島でもまた出会うことになります。

その時は椰子の木に登ってくれました! それまた面白し~~でした。が、それはまたにして・・・

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飲みました!!!

ラゲンとトゥア。

ジュースとお酒です。このジュースは採れたて3~4時間ぐらいしか持たないのだそうです。これをほっておくと、数日で自然にお酒になるのだそうです。

この後、色々な場所で椰子のお酒を飲むことになりましたが、それがおいしいの! 意外に美味でしたぁ。

テュバンで飲める甘い物→http://www.sukasuki.org/2014/06/%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%90%E3%83%B3%E3%81%A7%E9%A3%B2%E3%82%81%E3%82%8B%E7%94%98%E3%81%84%E7%89%A9/

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        ↑サトウヤシの実といって出してくれたぷにゅんぷにゅん。シンガポールで食べるかき氷、アイスカチャンに入っているニッパヤシの実にそっくりでした。

そして、トゥバンの「ホテル・トロピス」でのランチが、またこれおいしかった~♪

懐かしいシンガポールの味でした!

写真、汚いけどシンガ時代の仲間は見ると喜んでくれるに違いないので載せますね。

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↓丸い絹豆腐を揚げたやつ、鉄板豆腐みたいなの。鍋のもあるよね~~
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↓久しぶりのサテだ~~

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↓海老とイカのフライ
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こんな田舎で何が食べれるの?なんて、全然期待してなかったので、めちゃくちゃ嬉しくて、一人で盛り上がってました。でも、他の人も美味しいって言ってました。良かった~~

トゥバンでは、ホテルはここしかないみたいですが、白人の女性がプールサイドに寝そべっていて、ちょっといい感じでしたよ。清潔そうなホテルでした。このホテルに泊まって、ゆっくりガジ村を見るというのも良さそうですね。

なんて、また行く気になってます♪

では

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2014年6月 5日 (木)

カナリー椰子その2 @カナリア諸島の花旅 8

カナリー椰子が沢山写っている写真があったので、写真追加です。自生か植えられたものか疑問ですが、カナリー椰子の風景をどうぞ。 ゴメラ島のものです。

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青い海も魅力的だったな。

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クリックして大きくしてみて下さいね。

緑色が点々としているのが、全部カナリー椰子です。

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明日は、谷川岳に行ってきます。

高橋先生のボタハイです。

☂なのに、本当に行くのね~~

元気じゃなくちゃ、花観察ってできないわね~~

えーい、気合いじゃーー!

では

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2014年5月29日 (木)

カナリー椰子@カナリア諸島の花旅 4

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       カナリー椰子
      学名:Phoenix canariensis 
               
英名:Canary Island date palm
                
ヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木

昨日の夜、眠れるかな? なんて思った心配は全く無用。朝までぐっすりと眠りこけてました。なのに、お昼1時半位になったらまたまた眠くて・・・ソファーにちょっと横になるつもりが、あっという間に意識は遠のいてました。 はっと目が覚めて、素晴らしい朝の気分 「なんてよく寝たの~爽快な気分だわ~~」と、思ったけれど・・・辺りはなんか変。ここはどこ??? 私は誰?とまでは思わなかったから、ま、いいか~笑

そうだ、ここは家だぁ~ソファーだあ!って思うのに時間かかったな~

朝だと思ったのに、時計を見たら午後3時半。

カナリア諸島は、時差マイナス8時間。こっちが午後3時半ってことは朝7時半か・・・時差ぼけひどいな~~何だか、ぼーっとしてます。

そして、きのうからずっと頭の中をしめているのは椰子のこと。

カナリア諸島と言えば、カナリー椰子

カナリア諸島はカナリー椰子の原産地です。日本で、一般的にフェニックスと呼ばれているものですね。宮崎とかにわんさか植わってるイメージありますよね。
でも、学名にPhoenix(フェニックス)が使われているものは、カナリーヤシのほかに、ナツメヤシ、シンノウヤシ、ソテツジュロなどがあります。

カナリア諸島では、大きな都市には、温暖な気候ゆえ、カナリー椰子以外にも街路樹として沢山の椰子が植えられていました。あー、懐かしい~!椰子を見ると元気になる私です。しかし、その名前を思い出そうとしても候補すらあげる事が出来ない私の頭。椰子のことが頭からスポーンと抜け落ちている現実を思い知らされました。なんてこったい!

シンガポールから帰ってきて5年目に入り、その間は介護生活であったとはしても、そして歳を重ね始めているとしても、なんて情けないの~~ 負けず嫌いの性格が久しぶりににょきっと現れ、ボタ本(仲間で作ったシンガポール植物園の本)を見直し、自分のブログの椰子の所を見直しました。少しは思いだしてすっきりしました。ちょっと納得の自分に戻りました。よっしゃー!

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さて、今回、主に訪れたのはテネリフェ島という島です。

大きさは東京都位の広さ、そこに3718mの火山、テイデ山が聳えています。だからほとんど平地は無く、絶壁の景色が多く、山と谷の連続。急な傾斜にカナリー椰子がたくさん自生しているのを見る事が出来ました。

毎日毎日、絶景かな~~の日々でした。

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カナリー椰子とは・・・(ウィキペディアによると)

アフリカ西海岸、カナリア諸島原産なのでこの名がある。日本では東京(杉並)以南で生育する。弓状に下垂する葉先は5mにも達する。陽樹で耐潮性に富むが寒さには弱く、-10℃が枯死限界である。

樹高は最大で12mにもなり幹周りは3m程度まで生育する。葉は羽状複葉、基部の小葉は非常に鋭い棘となるので注意を要する

と、あります。もっといい説明や写真があればまた後日載せますね。

↓クリックして貰えると自生の椰子がよく見えますよ。

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花の写真が見たい人はこちらへhttp://www.botanic.jp/plants-ka/cayasi.htm

さて、今日書きたいのはお土産に買ったカナリー椰子のシロップのことなんです。

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↑瓶に入っているのがカナリー椰子のシロップ。スーパーで見つけたり、カフェで買ったり、最後に空港で買ったり、皆で探して3種類買えました。ガイドのルディーさんが、シロップの採取の仕方を教えてくれましたが、どうもいまいちはっきりと分からないので、調べてみました。

そうしたらこんな映像が見つかって、これまたスッキリ 一番左の瓶の会社の提供している映像みたいです♪

やっぱり、その光景を目で見ないと理解不能ですよね。

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東南アジアで砂糖を取るサトウヤシ(Sugar Palm)のアレンガピナータ(Arenga pinnata)やアンコールワットにいっぱい立っているパルミラパーム(Palmyra Palm)は花序からシロップを採取するのですが、このカナリー椰子は幹の芯からシロップを採取するんですね。

芯からどうやって液を採るのかな~なんて思いましたが、上の方を平らにカットしちゃうんですね。映像を見るとよくわかります。これで、しっかりと頭に残りました。

ぜひ見てみて下さい~

カナリーヤシのシロップの採取の様子→http://www.youtube.com/watch?v=Zpiyz5SNzmY

あ、そうそう、椰子シロップ以外は、全部マグネットです。玄関の裏側が増々賑やかです♪

テイデのイがエキウムなのもいいでしょ~~!

さ、明日から普段の行動開始です。ガーデナー講座に多摩センターまで出かけます。

ついでに

シンガポール時代の椰子の記事です→http://sketchdiary.cocolog-nifty.com/blog/cat11880698/index.html

友達のトムちゃんの椰子の記事です→http://tropicalplant.air-nifty.com/top/cat5036730/index.html

では

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