横浜から千葉は遠いようでとても近い。
今回もバスに乗り込んで、スマホで終えておかなくてはならない雑務を済ませ、ようやくバスの外を見てみると、あれま〜、道路標識は木更津出口となっていました。ほとんど海の景色も見ないまま、アクアラインはあっという間に通り過ぎたようでした。便利なもんです。

木更津駅から快速で3個目の駅、浜金谷駅着9時47分。千葉県に住むハルさんがこれ以上早く来れないので彼女に合わせたタイムです。
神奈川から来る方が断然早く来れます〜^o^

目指すは鋸山山頂。
登山道は2コースあって、観月台コースと車力道コース。少しばかり大変という車力道コースを登ることになりました。
歩いた道には石が敷き詰められ、当時の面影を偲ぶことが出来ました。苔むした石が趣きを増しています。
鋸山は石の採取で有名。室町時代から建築材として石が切り出され日本各地へ運ばれていきました。「房州石」とか「金谷石」とか言われ、昭和57年迄切り出されていたそうです。ついこの間の事ですね。

車力道という名前は、石を運びだした道である所以です。車力というのは運ぶ人のことをいうそうです。石をのせた荷車(大八車のようなもの)は「ねこ車」と言われて、80kgの大きな長方形の石材を3個乗せて、運ぶのは女性の仕事だったそうです。運んだ帰りは、女性がねこ車を担いでもどった写真が案内板に載っていました。
大変だね~、食べるものもあんまりなかった時代なのにね~ 皆の口から出た言葉です。上のような案内板が順路に沿って立っていて、色々なことがとてもよく分かります。良く出来てます。いいですよ~。

フウトウカヅラがいっぱい絡みついてました。赤い実が可愛い。

右腕が痛いのでカメラは持って行けず、スマホでとった写真なので可愛い花はイマイチですが・・・仕方ない・・・我慢、我慢・・・

それに、千葉の山はタブの木の宝庫、植林はほとんど見られず、力強い木々であふれていて魅力的です。またまたタブの木にたくさん出会えて幸せでした。枝振りがいいですよね、タブは!

おー、豪快な石切場です。

どーやって切ったのかしらね〜? 上のほうからきっと切り取っていったのよね~ 竹とかで足場を作ったのよね~ とか、きっとここを初めて訪れる人が交わすであろう会話を、我々もしきりに交わし、大胆に切り取られた石切り場の光景に、ほぉーー!と圧倒されたのでした。柔な人間の来るとこじゃないわ~
それでも、反対側を見れば、海が素晴らしく綺麗。昔の人もこの景色には、ふと心和むものがあったことでしょうね。

鋸山はギザギザした稜線が遥か海の上からでも見渡せ、昔から東京湾に入る船の目印となっていたそうです。海が綺麗だね〜 富士も見えて絶景かな~♪
途中、最後に辿り着くはずの、かの有名な「地獄のぞき」が見えました。観光客の人達が歩くコースの裏側を登っていることになります。

目指す鋸山山頂は途中左にそれて進みます。
じつはこのコース、階段が~~!!! それも我々の脚の長さにそぐわない高さの階段が続いて、ふーー! 結構大変でした。 でも、楽しかった!
キジョランの種があちこちに散らばってました。
この木、何だかわかりますか?

この木肌はカゴノキですね。 カゴは鹿の子だよねーとか、ちゃんとお勉強もしてます♪

無事山頂に到着 少々人でごった返していたので、早々退散して・・・観光客一杯の日本寺へと登りました。

地獄覗きで記念撮影。疲れてて、ヤッホーの声も出ず・・・

日本一の大仏がここにあったとは・・・そんなことも知らなかった・・・

あー、いい香り~ でも水仙もいい時期は過ぎてしまったようかな・・・とんでもなく早い早い!

梅も咲いてましたよ。
保田駅までてくてくてくてく。 3時40分の電車で帰途につきました。
まるで春のお散歩のようでした。
いい山歩きの日となりました。 あー、楽しかった!
帰りにバスでhoriさんと飲んだビールが美味しかったぁ。親父仲間がいるのは嬉しい♪
では
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