とうとう出会えた、メコノプシス・グランディス・オリエンタリス
いよいよ待望の青いケシを見に行く日になりました。旅6日目のことです。6日目にして初めて見れる・・・やっとです。すっきり起きれて気分良くて良かった。。。でも、皆さまご想像の通り、外は雨。でも、小雨だからどうにかOK。 と、思ってました。この時は・・・
多くの参加者の人は、青いケシの他の種類は、もう色々な場所で見たことがあり、この新種のメコノプシス・グランディス・オリエンタリスをとても楽しみにしている人ばかりです。
ここに来る途中に見れた青いケシは、この種はチベットで見たわ~とか、ブータンでとか、中国でとか、皆さん世界を歩きまわってらっしゃいます。私は凄いねーとか、最近は旅する芭蕉様とか呼ばれておりますが、なんの、なんの、私なんて、ほんとに世界花旅巡りの新しい世界をちょこっと覗き始めたばかり・・・
この世には、好きなことを楽しんでいる人は、こんなに多いんだ~~!!!と、ポカーンとすることばかりです。この旅でも、諸先輩方から、世界中の話をたくさん聞かせて頂きました。
私も楽しい世界を引き寄せようっと!!!
さ、青いケシです。後ろの方(何だか私って、することが遅いんですよね。皆てきぱき早くて、私なんて、いつも準備をあれしてこれしてと頭の体操をしてるようで。。。大変です。)をフーフー言って歩いていると、遥か上のほうで、歓声が聞こえています。
わあーい!!!とか、ヤッホー!!! とか嬉しそうな声です。
初めて見れる新種なので、感動も一塩なのでしょう。 オオー、咲いてるのね、などと思いつつ、必死で坂を登りました。
遠くに並んで咲いているグランディス・オリエンタリスを見つけて、「あー、あれなんだぁ、色とりどりで優しい色で綺麗~!!!」 これが初めて見た感想でした。でも、実際は雨と霧の中で写真に撮ったけど、暗くボーーと遠くに写っているだけでした。残念。
そばに咲いているのが出てきて・・・写したのがこれ。遠くの道を入れてなどと、頑張てパチリ いいじゃないの、この荒涼たる大地を見下ろして咲く青いケシなんてね・・・
しかし、いっぱい写真を写しているうちに、どんどん水滴はカメラに進入していたみたいで・・・レンズはどんどん曇るばかり、でもそれもさほど気にせず、防滴だから大丈夫!なんて簡単に考えてました。
そのうち気づきました。 あれ、ほとんど駄目だよ、どうすりゃいいの。。。そして、マクロレンズは焦点も合わなくなり、お陀仏となりました。 機械に対する愛が足りなかった
ほとんど駄目だった一日目。
最初に感動した色とりどりはこれなんですがね・・・ ぼけぼけ・・・
かろうじて写した写真です。
あとは、ぐれまくってて、違った、ふふ、ぶれまくってて、お見せできません。
次の日に再挑戦となりました。出発前の時間少々です。 マクロは駄目になったから、広角一本で頑張らなくちゃ。
しかし、広角も写しているとだんだんこんな感じに・・・
5分ぐらい、写らない・・・なんて悩んでて、ふと思いましたね、レンズ外して、中を拭けばいいんんじゃない?と・・・必死でビニールでカメラを防御しながら、持ってきていたハンカチで拭いて写したら・・・このとおり・・・笑
突然綺麗~~♪ ここから中を拭き拭き頑張りました。 コンデジにも頑張ってもらいました。
一応記念写真も撮って貰って。
やっと写せるようになったんだけど、皆もう下りて行ってるから、私も帰らなくちゃ~?! 焦って降りていると、matsuさんが上がって来て、「いいところがあったんですよ!まゆりさんにも教えてあげようと思って・・・と。。。少々、降りるのが大変だけどね。」「えっ?大変?」 ちょっとひるんだけど、行くっきゃない! 結果、行ってみると大して大変ではなかったので、水の流れにそって、びしゃびしゃと降りてみると・・・
綺麗でした!!! この7個の花、もうちょっとするともっともっと花盛りでしょうが・・・
種は流れに流されていくのでしょう。 小さな流れに沿って活き活きとした花が咲いていました。そこでまだ写していたHさんにこっちもいいですよ、と教えてもらって、もう少し下に。。。
このピンクちゃんをどーんと真中に入れてみようかな・・・うん、悪くないんじゃない?!
などと、又夢中になって、写しちゃいました。 お気に入りの場所の証拠です。
じつは、あとで気づきました。 どうしてか・・・ピクチャーモードがスタンダードになってませんでした。なので、色が少しビビッド。 自動になってたんです。それが残念。。。すこし、トーンを落として鑑賞してくださいね。
最後の最後にいい場所を教えてもらって、感謝感謝です。
振り返って、最後に一枚、写真に収めました。 納得して帰れます♪
+++++
急いで降りていくと、皆ジープに乗り込んで待っててくれました。ありがとう♪
じつはね、ほとんど写真が全滅だったの~!!!最後にいい場所を教えてくれてありがとう~!!! って、matsuさんに言ったら、なんて強運なの!!! ですって。。。
そうですよ! 強運の持ち主、これからも宜しくお願いしますね。
このメコノプシス・グランディス・オリエンタリスは4年前にガイドのバントが見つけたんですって。去年青いケシ研究会の調査隊がまだ未調査のこの辺りで見つけて、アルパインツア・ネイチャリング事業部のTさんも去年、下見でバサントと一緒に、私たちが行った同じ日にここで沢山の花を見て感激されたそうです。
紛争地帯であるがゆえに、まだ未調査のこの辺り。 豊富な植物が楽しめそうです。
+++++
学名でメコノプシス Meconopsis とは、ケシに似たという意味で、決して、あの栽培禁止のケシではないんです。
大阪で開催されたEXPO'90「国際花と緑の博覧会」は、ヒマラヤの青いケシが話題のひとつになりましたね。当時は45種といわれた青いケシも、今では 中国南西部からヒマラヤにかけてのシノヒマラヤとよばれる山岳地帯に60種以上が知られています。花の色も青だけではなく、白、赤、紫など色々な色があります。
ヒマラヤの青いケシとよく言われるのは、大体メコノプシス・ベトキフォリアのことですね。育て易いことで知られてて、北海道や高山で育てられているのは、ほとんどがこの種です。
メコノプシス・グランディスはなかでも花の径が10cmもある大型の花で知られています。そして、このグランディス・オリエンタリスは、グランディスの亜種。
すみません、どこがどのように違うのかは、まだ不勉強です。
matsuさん、教えて下さい。
では
*****
| 固定リンク
「kインド・アルナーチャル・プラデーシュ州青いケシの旅」カテゴリの記事
- ヒマラヤのイワタバコ(2015.08.22)
- ケンパ、ケンパ、ケンケンパ♪(2015.08.18)
- 青いケシ7種(2015.08.17)
- とうとう出会えた、メコノプシス・グランディス・オリエンタリス(2015.08.15)
- 標高4000mのキャンプ(2015.08.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント