なんていい日なんだろう!木曽駒ボタハイ4
心もとない限りで、これチングルマだよね?・・・などとそっと心の中で思ったりしていると・・・
そばで元気なおばさま達の声がします。「チングルマだ~! あ、ヒメイワカガミ、あっ、グンナイフウロ、クロユリ、コバイケイソウ、あら、バイケイソウも並んでるわよ~」 皆、詳しいです。その言葉を聴いて、仲間が来るまで高山植物のおさらいをしてました。
逞しくザックを担いで、私より遥かに年上の方達の元気なこと! この人達が日本の成長期を支えてきたのね~なんて、全く関係ないことまで考えちゃったりして・・・
いずれにしろ、山に行くと、元気なお年寄りで賑やか、賑やか!!! いい事ですね。 他人の話から確信を得たチングルマ。 あとでこれなんですか? ときかれて、当たり前のように答えました。 あ、これチングルマです。 なんてね。。。笑
なので、ちゃんと書きとめておくことにしました。
高山植物の基本の基本、チングルマは・・・
チングルマ 稚児車 学名:Geum pentapetalum
バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木の高山植物である。一般にダイコンソウ属に分類されるが、チングルマ属(Sieversia)に分類する説もあり、確定していない。
東日本(北海道~中部地方以北)、アリューシャン列島、カムチャツカ半島に分布する。
高山の雪渓周辺の草地や砂礫地に生える。高さは10cm程度。枝は地面を這い、群落を作る。葉は羽状複葉。花期は6から8月。花茎の先に3cmほどの白い花を1つ咲かせる。花弁は5枚で、多数の黄色い雌しべと雄しべがある。ウイキペディアによる
思ったより、数が少なくて、少し時期が遅かったようです。 花が終わって、綿毛が見られる
果穂が沢山目に付きました。でも、私はこの綿毛だ大好きだから、シメシメ。いいじゃない~~!!!
このふわふわっとした薄ピンクの綿毛は、花後、花柱が伸びて放射状に広がったもの。
チングルマという名前は、この実の形が子供の遊ぶ風車(かざぐるま)に見える事から、稚児の車、稚児車(ちごくるま)となり、チングルマとなったそうです。なので、漢字表記は稚児車と書きます。
かなり、この綿毛ちゃんの虜になってしまって、写すのが楽しかった。。。笑
katoさんと、ここで一日遊んでられるね~♪ なんて言いあいました・・・
この綿毛のきらきらっとした輝きはこの旅で一番心引かれたものでした。
お盆も過ぎると、そろそろ秋の気配が訪れる木曽駒。 そうすると、今度はチングルマの葉の真っ赤な紅葉も楽しみですね。時、折々に姿を変えて楽しませてくれるチングルマ。
やはり高山植物の基本の基本。
人気の花である所以ですね。
では
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