2015年7月
2015年7月31日 (金)
2015年7月30日 (木)
湯ノ丸山
昨日はNHKの山歩きで群馬県嬬恋村の湯ノ丸山へ行ってきました。久しぶりに2000m級の山登りをしてきました。インドでの4000m級は車で登っちゃって、ほとんど歩いてないですから。。。ひたすらひたすら、まっすぐ登り~ ひーふーはーふー、暑い~~
、途中やっぱり思いましたね、なんでこんなに苦しいことしてるんだろうって・・・
でもでも、花は見れたし、高山の空気も吸えて気持ちいい。夏ですもの、少しは高い山でひんやりとした空気を感じたいものです。夏しか味わえない感覚ですから。
地蔵峠から登り始め、コースタイム約1時間ぐらいで頂上です。この辺りでしか見れないシャジクソウが咲いていました。この辺りを歩く時には、必ず頭に浮かんでくる花ですね。
シャジクソウ 学名:Trifolium lupinaster
マメ目マメ科シャジクソウ属の多年草です。3~6枚の小葉(掌状複葉)が車軸のようなのが名前の由来です。
シロツメクサやアカツメクサと同じ仲間。クローバーですね。
たくさん咲いていて堪能できました。
他にも、沢山の花が咲いてました。1年ぶりの夏山の植物です。
シモツケソウ ミヤマシシウド
イブキジャコウソウ エゾカワラナデシコ
マツムシソウ
ウスユキソウ タカネシュロソウ
ハクサンフウロソウ チダケサシ
シロバナニガナ ハクサンオミナエシ
コオニユリ ツリガネニンジン
ミヤマホタルブクロ
まだまだ咲いてたけど、これだけ載せれば雰囲気は感じ取ってもらえるでしょうか?
夏山はほんといいですね♪名前は明日にでも載せますね。
途中ですれ違った林間学校の小学生の団体がいなくなった山頂はとても静かでのんびり~山頂はガレ場で360度の見晴らしを楽しめます。
早く登った人たちは、湯の丸山北峰に向かったけど、私は座って、数人の仲間でゆっくりと暫しぼーーとしてました。
向こう右側に見えるのが烏帽子岳
ハルミさんは初の2000m級の山だそうです。
おめでとう~!
私はといえば、登頂NO96 湯ノ丸山 2101mです。やったぁ!
下山した湿地近くで、ノアザミがかわいく群れなしてました。インドで見たセーターを着たアザミとは大違いだわ!
来週は木曽駒ケ岳に登ります。楽しみです♪
では
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2015年7月28日 (火)
2015年7月27日 (月)
メコノプシス・ベラ
背丈があまり高くなくかわいい印象の青いケシ、メコノプシス・ベラ。
Meconopsis bella Prain メコノプシス・ベラ
道路脇の崖で、はじめて見た株です。葉は長いカヌーのオールみたいな形をしていました。高いところには沢山咲いているのが見えるのですが、下の方で咲いているのは、この一株だけ。まだ咲きたてで雨にも負けずしっかりとした顔をしていました。
近くには、蕾も・・・
この蕾が妙に気に入りました。花が咲く姿には、力強いエネルギーを感じます。
見ていたら、一体何をしているのかしら? とばかりこちらを伺いながら、道路端を重いであろう土袋を抱えて歩く女性の姿がありました。
土砂崩れの箇所に出来たガタガタ道の穴を埋める為の土を運んでいるのです。地元民ではなく、遠くから出稼ぎに来ているらしいです。
こちらも逞しい。。。
でも、こちらも逞しさは負けないかも・・・
駆け上って、撮れたわ! さ、降りなくちゃーー
皆元気だわ~
崖の上には沢山のベラが・・・もっと見たいけど仕方ない・・・限られた時間で見られただけでも嬉しいです。
しかし、これ以上見ることは無いと思っていたM.ベラ。
それが幸運なことに、最後の観察場所で見れたんです♪ 超ラッキーでした。
皆が口にした言葉、それは、「こんなとこにベラが!!!」でした。優しい印象のM.ベラ。崖の間に楚々と咲いてくれていました。
実際の大きさの感じはカメラと比べてみて下さい。
花糸が濃い青色なのが魅力を増しています。
まるで雨で溶けてしまいそうな優しい花弁です。
メコノプシス・ベラは、
吉田外司夫先生のヒマラヤ大図鑑によると・・・
分布:ネパール中部~ブータン (インド北東部も入りますね。)
花期:6~9月
高山帯の草地の急斜面に咲や岩棚に生える多年草でゴボウ状の長い根がある。・・・・・・・とかいてあります。詳しくは図鑑を見てくださいね。
ここでは、写真を見て色々感じてください。ネットで調べても、あまり写真も載ってない様子なのでお楽しみ頂けるかも知れません。
では
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2015年7月26日 (日)
感動!イモトアヤコ マッキンリー登頂成功
今夜のイッテQで、イモトアヤコのマッキンリー登頂成功の様子を見ました。
ただただ、凄い! あの根性はどこから湧き出てくるんでしょうね。
私なんて、花を見たいばかりにちょっと登るくらいでも苦しいよー。 今度苦しい時は、イモトアヤコのマッキンリー、頂上まであと200mのあの姿を頭に浮かべることにします。
まだ登頂の時の画像はネット上に無いみたいなので、明日の記事にしようかと思いましたが、今の感動は今書かねば!!!です。
詳しくはここを見てください→***
イモトアヤコさん、マッキンリー登頂おめでとう!
書いてると画像が出てきました。
ぜひ、これをどうぞ→http://gossip1.net/archives/1035261629.html
では
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2015年7月25日 (土)
ワタゲトウヒレン
ふーー、暑いですね
ここ2日ばかり、ちょっとした大きな買い物をするのに、あちこち動き回って夜は疲れてバタンキュー、寝てました。大きな買い物は、無事すんなりと終了しそうなので、インドの気分に戻ります、笑
ワタゲトウヒレン サウスレア・ゴシピフォラ Saussurea gossipiphora D. Don
移動中の道路脇や少し高地を登って見れた植物の中でも一番印象的だったものがこれ。ワタゲトウヒレンです。
ヒマラヤの高地などで特徴的なセーター植物。簡単に言うと、とっても寒いから、セーターを着た植物という意味です。見つけた時は、ツアーリーダーのmatsuさんですら、わぁーー!ッて喜んでました。私にとっても、かなり昔から、セーター植物や温室植物はこの目で見てみたい憧れの植物です。
道路脇の崖で、白い丸の大きさは直径約10cぐらいの存在でした。残念ながら花は開いてませんでしたが、この目で見た初めてのセーター植物には大感激でした。
ワタゲトウヒレンをネットで調べていると、なんと!ロゼットビオラの旅にご一緒させて頂いて、ご夫婦にはとてもお世話になったkenさんが記事を発表されていて懐かしくなってしまいました。「ヒマラヤのテント植物とセーター植物を訪ねて。」という記事です。→***
ぜひ読んで下さい。私の見たいものを全部見ていらして羨ましい。好みが似てそうです。
大森・大場両先生の書かれた「セーター植物・温室植物にみる極限の適応」もどうぞ。→***
ウイキペディアによると・・・
セーター植物とは・・・
高山では低温によって植物の生育が制限されやすい。また花粉媒介を昆虫に頼る場合、昆虫の活動も低温による制約を受ける。これらを補う方法として、植物体表面に密毛や長毛を多量に生じ、植物体表面を覆うのがセーター植物である。これには保温の効果と共に、夏季の生育期に太陽エネルギーを吸収して開花の促進を図るものとされる[1]。他方でこれが花粉媒介を行う昆虫を誘う装置であるとの見方もある。高山の天候は変わりやすく、急に風が強まったり、突然雨が降ったりするので、綿毛に包まれた空間が避難所となる、との見方である[2]。典型的なものはワタゲトウヒレン Saussurea gossypiphora に見られる。
ますます、深まるセーター植物と温室植物への思い。あー、中途半端に見ちゃったのはどういうこと?!憧れは大きく膨らんじゃいますね。でも、それらを見るには、しんどさが付きまとうのです。でも、みたい!そして、メコノプシス・ホリデュラも見たい!!!それだけの魅力のある花々です。
ワタゲトウヒレンの沢山の画像は・・・***
では
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2015年7月22日 (水)
メコノプシス・プライニアナ in セラ峠
メコノプシス・プライニアナ
ブログの見出しの写真をネパールのヒマラヤザクラから、今回の旅のインド、アルナーチャル・プラデーシュ州のセラ峠で咲くメコノプシス・プライニアナに変えました。カナダの雄大な写真にしようかとも思ったのですが、カナダの写真は多く巷に出回っていると思うので、きっとかなり珍しいであろうセラ峠での写真にしました。
M・プライニアナはブルーポピーの仲間、色は黄色いけれど、青いケシの仲間です。青いケシは、岩場に咲いていることが多いですね。ここでも斜面の岩場に必死で這い蹲って、撮影しました。お天気はあいにくの雨。それでも本降りの雨ではないのでまだまし。どうにか撮影可能のお天気でした。
セラ峠はFEETでいえば13700フィートと書かれていました。あー、さっぱり分からない・・・4170m位だったような・・・と、この時は看板を眺めながら思いました。たった今ちゃんと換算してみると、4175.76mなんですね。セラ峠は英語ではSELA PASSといいます。
この峠には、2個の湖があるらしいのだけど、行きに寄った時は全然視界がなくて、何も見えない状態でした。この門だけ、かろうじて見えたのでした。
ちょうどお昼時、ここの茶屋でランチを食べることに。。。こんな可愛いお弁当箱に入ったランチが配られました。これは、キャンプのコックが作ってくれたもの。
とてもシンプルな内容ですが、私は気に入りました。サンドイッチとか(パンはパサパサのことが多いから)より、茹でたジャガイモとゆで卵の方がシンプルで美味しいです♪それにバナナにナッツ。そして、あとはこのお店で作ってくれたヌードル・・・これがね、あったかくて美味しかった~♪
カレー味のインスタントヌードルです。インド人はヌードルはわざわざ短く折って入れるんですよねー それでもって柔らかくなるまで煮ちゃうの~~ 日本に帰ったら、きっと食べれないであろうここのヌードルも、ここで食べれば美味です。
湯気を見て欲しい!
暖かさのなんと嬉しいことか・・・
チャイも美味しかった!
チャイを作るところを見てたら、がんがんお砂糖を入れてました、このかなりの甘さがこういうところでは美味しい。ミルクは、スキムミルクかと思ったら、青い箱のミルクでした。
さあ、あったまったら、少しこの辺の花を見ながらお散歩しましょう。
外に出て、目に付いたのが、一番上の写真の崖の斜面に咲くメコノプシス・プライニアナでした。なんとかセラ峠の門と一緒に写したくて、かなり頑張りましたが・・・足場も悪くてピントを合わせるのが大変。ここの高度はやはり半端じゃないですね。撮影の為に息を止めると苦しいぃぃぃぃぃ。
さ、どうにか写したし、皆のところに行こう! と、思って崖を降りたはいいものの・・・2m先が見えないよ~~皆どこ?と大きな声を出しても返事はないし・・・こういう時、一瞬恐怖が走りますね。大したことは無くて・・・数メートル先には皆いたんですがね・・・すーーと、濃霧に包まれると、場所が場所なだけに、なにか大きなものに負けそうで恐怖を感じます。
このあと、沢山のプライニアナを見て、どのプライニアナも清楚で素敵でした。しかし、セラ峠で見た、このプライニアナは特に一番の思い出の花かもしれません。
花弁が透けて繊細です。トゲや毛が多いのもケシらしくていいですね。トゲは吹き付ける強風に耐えながら少ない水分を取り込む役目をしています。
タルチョとM・プライニアナ。 お気に入りの一枚です。
他で見たM・プライニアナの写真もどうぞ
蕾が丸くてゴリゴリッとした感じもいいな。。。
このプライニアナの青いバージョンがチベットで見られるのだそうで、見てみたい~ 去年見たM・アクレアータと同じように、雄しべの葯の下の部分(ここの事をなんて呼ぶんでしたっけ---)が青いみたいなんです。いいな、いいな。。。分かりました。花糸でした。突然思い出します!笑
では
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2015年7月21日 (火)
ヒマラヤを実感!巨大アザミ
高度が3500m辺りになってくると、見える世界が断然違ってきます。 車道の横に、とても目立つ植物が見えてきました。 あれは、もしやアザミ??? 葉のギザギザにとがった鋸歯の印象から、アザミ?という名前が湧いてきます。 一緒にジープに乗っていたYさんがとても気にいったようで、(私ももちろん興味深々・・・)
停まってくれないかな・・・
写したいな・・・と、言ってました。
花の部分は、かなり大きく、白い綿のようなもので覆われています。
よく目にする背丈の高いアザミというよりは、横に張って、しっかりと大地に根ざしている様子です。
なんか、カッコいい~! これぞ、ヒマラヤって感じ!
その時、前の車が停まって、matsuさんが・・・ 「花の咲いているのがあったから、停まりましょう~~♪」 「さすがmatsuさん、いいとこでちゃんと停まってくれるな~」 とは、Yさんの言葉でした。花も素敵だけど、この日から 高山病予防のダイアモックスを飲んでいるわたくし・・・トイレトイレトイレ~~ ダイアモックスを飲むと、トイレが近くなる・・・ダッシュでトイレへーーー、トイレなんて無いですよ、ナチュラルトイレでございます~♪ もう皆さんとはお尻合いの仲になりますでございます~
ふーーー、落ち着いて、写真撮影となりました。
このアザミ、迫力あっていいでしょ~?!
開き始めはこんな感じ。
次はこんな感じ。
ちょうど人の腰あたりの高さです。 Cirsium eriophoroides (Hook. f.) Petrak
吉田先生のヒマラヤ図鑑では、ちょっと姿が異なるようでしたが、ネットで調べた結果、やはりCirsium eriophoroides (Hook. f.) Petrak でいいようです。中国での画像が沢山見られました。不確かですが、今のところそうしておきます。
吉田外司夫先生のヒマラヤ大図鑑によると・・・
キルシウム・エピオフォロイデス Cirsium eriophoroides (Hook. f.) Petrak
分布:シッキム~ブータン、チベット南東部 花期:8~10月
亜高山帯の沢筋や高山帯の岩の多い草地に生える。高さ0.7~1.5mとなっています。
(花の直径4~5CMとなっているけど・・・もっと大きかったです。10cmぐらいありました。)
白い綿毛をすぱっと二つに切ると断面はどんな構造になっているのでしょうね。
寒い場所での保護の役目ですね。
極寒の地で生き延びる為の工夫ですね。
生命力逞しそうなやつだわ~。
では
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2015年7月20日 (月)
青いケシいよいよ登場♪
ディランの町はずれで、目的地の村の村長さんという方と合流しました。土地に詳しくガイドしてくれると共に、宿泊地で何かあった時に、村人達との間に入ってくれる重要な人です。
街でこんなお坊さん?が目に付きました。
ターバン巻いているから、シーク教の人かしら?この辺りではターバンはほとんど見かけません。じつは、私が気になったのは、、、肩に掛けてるバッグ。これ欲しい!!!
このドデカイおじさんが、この可愛いバッグですよ~ 日本じゃ、考えられないマッチングですが、この人には似合ってますよね~~♪ 今回は、こんな民芸品が買えるお店には行かなかったから、残念~です。道行く人も意外に可愛いバッグを普通に掛けてました。チラッと寄ってもらえれば、ぱぱっと買ったのにな・・・ いえいえ、ゆっくり街を歩く暇もなかったし、別にいいです~欲張りません!笑 お土産のお店なんてあるはずも無いから、持ってる人にそれ売って〜というしかないですよね、きっと。
通り過ぎる集落を眺めながら進みます
そうそう、村長さんは、こんな方です。帽子がカッコいい。いえいえ、中身も優しかったですよ。
こちらは、デリーからずっと案内してくれたガイドのバサント(中央)と村長さんとドライバー達。バサントは花好きなナイスガイ!植物も詳しい素晴らしいガイドで、村長さんと一緒に色々なところを案内してくれました。
ドライバー達も毎日、長時間、険しい道を頑張って運転してくれました。ホテルに寝ることなく、彼らは毎日、自分のジープの後ろで寝てました。ご苦労様。
先を進むと、だんだんと軍隊の施設しか見なくなるほどの地域になってきました。ミリタリーの施設をぬって進んで行きます。その数は凄いもので、こうやって、基地を沢山作って、中国に威勢を張っているのかな・・・という印象です。基地をとってもつまらないので、カメラは向けませんでしたが・・・一枚くらい写して置けば良かったかな。中国との国境紛争地帯ですから、いざという時には一番に戦争になる地域。でも、我々は、そのお陰で道を進むことができてる訳で・・・何とも言えません。
唯一、この写真かな・・・
さて、話題は花に戻って、、、
この日、初めての青いケシを見ました。色は青くないけど、青いケシの仲間の黄色いメコノプシス・パニクラタ (Meconopsis paniculata prain) です。
道端に結構沢山咲いてました。 が、正直、あまり感動はないかな??? あくまで私の感想ですが、ツキミソウでかい版みたいでした。固体が余り新鮮でなかったからかもしれません。
次に見たこの子は、雨にぬれて、びしょびしょながら花がまだ可愛くついてました。
まだまだこれから沢山見れるよ~~! many,many との、バサントの声に本当~?! 嬉しくなってカメラを向けるのをやめました。
many,manyだって~~♪ みんなニコニコ顔で車に乗り込んだのでした。
では
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2015年7月19日 (日)
ホテル・ペマリンin ディラン(Dirang)
入口が可愛い洋館のようだったホテル・ペマリン
部屋は運良く、角部屋で稼働率の良さそうな見晴らしのいい部屋でした。
写真に撮ると綺麗そうな部屋でしょ?! うーーん、何と言ってよいやら、、、場所が場所ですから・・・一応、お湯が出たので、良いとしましょう。 シャワーはあるものの、やっとこさ、細い流れがじょぼじょぼじょぼと出てくるだけで、話になりません。下の蛇口からはどうにか出るので、その下に中腰で座って、髪をなんとか洗いました。
とにかく、髪を洗わないと、これから3泊は山の上でテント生活になります。何事もええーーい!!!と、気合を入れて、釈迦釈迦釈迦~~っと、あれっ、違う違う、シャカシャカシャカっとシャンプー終わりで~す♪ このお水はどんなお水とか、、、どんなパイプを通って・・・とか考えないことです。とにかく!洗った~~!!! すっきり~~
窓からの眺めは抜群でした。 この部屋、NO17はいい部屋でした。この部屋はね~~
この部屋はねー、良かったのよねーというのは、じつは帰りもこのホテルに泊まったのです。ホテルに近づくと、あれー、私の前に泊まった部屋に明かりがついてる・・・ということは、誰かが使ってるのね。。。珍しく先客がいるようです。
他の人たちは前の時と同じ部屋が使えたのですが、私だけ、違う部屋になる事に。。。仕方ないか・・・と、通された部屋は・・・うーーーん、どうもいつもはあまり使われない部屋のような気配が・・・洗面所には蜘蛛の死骸が垂れ下がり、壁には蜘蛛の巣の塊が・・・数箇所。あー、見ない見ない。見えませんことよ! シーツをはがすと、髪の毛とお菓子の食べかすが・・・もう一個のベッドは綺麗だったから、がまんがまん、一泊すりゃいいのよ~なんて感じでしたね。
でもね、思ったんです、この時。 激しい雨のテント生活を3日終えてだったからか・・・貧しい生活の(金銭的にね)人たちを見たからか・・・思ったんです。ここに住む人達に綺麗にしてといったところで、彼らは、綺麗がどんなものか理解できないだろうと・・・ほこりや蜘蛛の巣は当たり前のもの。我々が感じる汚れを当たり前のものとして生活している彼らになにが望めるのだろうと・・・よそ者は私なんだよね~~
それでも、このホテルは従業員達は感じよく、居心地のいいホテルだったと思います。なかなか良い建物と笑顔の人達でしたよ。
このホテル、出来たころはきっともっと綺麗でエネルギッシュだったような印象を受けます。だんだんと維持するのも大変なのかもしれません。場所がなんといってもこの奥地ですから、いいほうだと思います。
レストランに行く途中で気になったものが・・・瓦礫の上にちょこんと置いてあったやかん。綺麗な形でしたぁ。
ね、いい形でしょ~?! 取っ手の曲げ方も綺麗です~♪ こういう美しい形のものを目にすると嬉しくなる私です。 理解してくれる人はいるのか?!?!笑 いいんです、自己満足で・・・私にとって、美しいものは美しいのじゃ。少なくともこれを作った人とは心が通じるのだ・・・それが嬉しいのだ・・・!!!
レストランはここ。
朝は、オムレツとパンとチャイ。夜はチョウメン(焼きそば)とカレー一種類とチャパティくらいだったかな・・・シンプルでしたが、悪くはない。そんな感じです。
壁にはこの地方のモンパ族の人達の写真が掛けてありました。この建物、イギリスの匂いがするんですが・・・何の建物だったのかな?と思って、仲間に聞いてみると、ホテル用に建てたんじゃない?との返答。そうかな~~??
朝、誰もいないロビー
何をしているのかな?と、思うと・・・お線香を立てて、一日の始まりの祈りでした。
外には、タルチョの旗が・・・
遠くにはチベット寺院が望めます。
さあ、テント生活がはじまる日がやってきました。 今日は、セラ峠(セラ・パス)4190mに行って、少し低いところに戻りテントで寝ます。標高が上がるけど、花はそれだけ素晴らしいものに出会えそうです。楽しみです♪
いつものようにジープがお待ちかね。
さあ、出発です
荷物はトランクからダッフルバッグに詰め替え、いよいよ!っていう気分。
どんな花が見れるかな~~♪
では
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2015年7月18日 (土)
ディランに到着
途中、道路脇で目に付いた花を観察しながら、それでも基本、ひたすらひたすら走って、夕方5時過ぎに無事ディランの町外れのホテル・ペマリンに到着しました。意外に早く到着できました。標高1600mぐらいまで登ってきました。
途中で見た花は・・・
ツリフネソウの仲間
イワタバコの仲間
ベゴニアの仲間
ベゴニアの仲間
サトイモの仲間の葉っぱも綺麗
トラックが来るわよ~ 危ないわよ~ なんていいながら撮影してます。崖に駆け上がってみんな元気です。
周りの景色は熱帯雨林のジャングルから、だんだんと亜熱帯の景色へと変わって行きました。まったく人の手の入っていない熱帯雨林のジャングルは、それはもう素晴らしいものでしたよ。(じつは、行きは寝てて、帰りに、その素晴らしさに驚きました♪)
残念ながら、車が動いてるから、ジャングルのいい写真は撮れなかった。。。
真中のぶら下ってる白いのはランです。何ランだっけ?さっきまで覚えてたのに・・・あれー? 名前が出てこない・・・なんてしょっちゅうですがね~~ また思い出したら、記入しましょうっと。あの可愛いやつなんだけどね・・・うーーーん。。。ふふふ、花を思い浮かべたら、思い出しました。 真中がピンクの可愛い花です。だからサクラランでした!!!ついでにサクラランはこんなやつです。→http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-466
さて、ホテル到着です♪
ふーー、ついたあ!!!
ディランのホテル・ペマリン(Hotel Pemaling) どんなホテルでしょう?!
では
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2015年7月17日 (金)
アルナーチャル・プラデーシュ州へ
テズプールの綺麗なホテルで3日目の朝を向かえ、この日はひたすら移動。アッサム州からアルナーチャルプラデーシュ州へと移りました。アルナーチャル・プラデーシュ州は主にヒマラヤ山脈東部の中国、インドの国境紛争地帯において、インドが実効支配している領域に設置された州です。数年前迄入ることが出来ませんでした。今は中国との関係が落ち着いているので、許可が下りれば入ることができる状態になっています。
赤い部分がアルナーチャル・プラッデーシュ州です。中国、ブータン、ミャンマーに囲まれてます。人々の顔は、いわゆる日本人がイメージするインド人とは大きくかけ離れていて、中国系、チベット系の顔立ちの人が目立ちます。女性の衣装もサリーをまとっている人は見かけません。
ここが州の境界バルクポンにあるチェックゲートです。
ジープの運転手さんたちは手続きに行ったので、私達は歩いてお散歩して待つことに。思い起こせば、この日まで、晴れてました
真っ青な空が印象的だった州境。
見上げれば、5色のタルチョがたなびいて輝いていました。この旗(タルチョ)が飾られていれば、ここはチベット文化圏であるということです。
青は「空・天」、白は「風」、赤は「火」、緑は「水」、黄色は「大地」を意味していて、この世界をつくる「五大元素」を表していて、お経が書かれたタルチョは、風にはためくと、お経を読んだと同じ功徳があるとされています。
この後、通り過ぎる村々では必ず、タルチョが見られましたよ。
手続きが終わるまで、色んなお店を覗いて遊んでました。このチャパティを焼いてたおじさんは、照れながら愛嬌よく笑ってくれました。
最初はフライパンで焼いて、それを網の上に乗っけて・・・
膨らまして・・・
ひっくり返すよ~~♪
人々はインドボダイジュの木の下で憩います。向こうに見えるお店でトイレを借りました。
お礼にHさんがマンゴーを買ってました。 まだ秤が普通に使われてます。
このお店の女の子が可愛かったので、ぱちり。 でも、本当は後ろのお母さんらしき人の衣装と座り方にとてつもなく興味があったの~~
さ、そろそろ出発しますよ~~♪ このお店でmatsuさんがトイレの御礼に買ったクッキーが予想以上に美味しかったのも、意外だった。。。
話は余談ですが、インドのトラックの後ろには、クラクションを鳴らせと大きく書いてあります。追い越したい車はクラクションを鳴らすと前の車は道を譲ります。そのクラクションの音は半端じゃないんですよ~~ 去年、北インドへ行った時は慣れなくて、うるさーーい!と、何度思ったか・・・2度目となると、これがインドなんだなぁ!なんて平気で流せるようになっていた。。。慣れとは怖いものだ・・・笑
珍しく日傘をさしている・・・海外で日傘をさす風景は初めてかもしれない。。。雨季だから、これがさっと雨傘にもなるんですね。。。
おお! 卵に陽ががんがんあたってるよ!
と、仲間と声を上げつつ、埃舞い上がるチェックポイントを後にしたのでした。
先は長いです。あと、ホテルのあるディランの街まで何キロなんでしょう?200キロぐらい?そんなにはないかな?
明るいうちに着きますように!
では
*****
2015年7月15日 (水)
ただいま♪
無事帰ってきました。
頭の中がまだ落ち着きません。 あの最後のグワハティの街の騒音が頭の中でぐわんぐわんと音を立てています。落ち着くには少し時間がかかりそう。。。
それでも、念願の青いけし、メコノプシス・グランディス・オリエンタリスも見れたし、全部で7種類の青いケシを見れました。貴重な経験です。あの過酷な環境に咲く花だからこそ、人は余計に惹かれるのかもしれません。
色とりどりの優しい色彩のメコノプシス・グランディスは魅力的でした。
蛇行しているのは通ってきた道。3日移動で、やっと見れた初めてのメコノプシス・グランディス・オリエンタリス。
毎日雨の中の撮影で、マクロレンズが崩壊~ レンズも拭き拭き、色々苦労して、写真もかなり思い通りならずでしたが、それはそれで良しです。忘れられないびしょびしょの思い出で一杯です。笑 湯たんぽがあったかかった~
旅行中に書いたブログに写真を追加、記事も書き足しました。また、戻って読んで頂けると嬉しいです。
さ、感動が湧き出ているうちに書いちゃいます♪ カナダもボルネオも書きたいですし・・・
では
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2015年7月13日 (月)
2015年7月 7日 (火)
アッサム州は緑豊か
デリーから国内線で約2時間半移動して、アッサムティーの故郷グワハティに到着。 大河がゆったりと流れてます。
これからわんさか見ましたけどね♪
SUZUKIと牛とは、これぞインド!!!
総勢16人の大部隊はジープ6台で、牛をかき分けながら猛スピードで移動中です。
椰子と田んぼの風景は緑豊かな熱帯の風景そのもの。のんびりいいとこです。
ローズ・オブ・インディア、イエローフレーム、ゴールデンシャワー、レインツリーなど、鳳凰木は真っ赤に満開です。シンガポールでおなじみだった樹木がオンパレードで、はっぴぃー♪
今回のツアーリーダーは食いしん坊のmatsuさんだから、ちゃんと願いを叶えてくれます。ありがとう~♪今回の旅はお馴染みアルパインツアーサービスのネイチャリング事業部の旅です。ちゃんと紹介しとかなくちゃね。ホント、どんどん皆さんにも参加して頂きたいツアー一杯。声を大にして応援してます。だって、スタッフみんな一生懸命頑張ってるんですもの。花をちゃんとしっかりと逃さず見るにはこのツアーしか無しです!
美味しかったぁ!ありがとう~♪ 今回も昨年に続いてマンゴー三昧でしたよ。でも、この辺りはあまりなっているのを見かけなかったので、きっとどこからか運んできてるのかもしれません。去年の北インドは沢山ぶら下がってなってましたがね・・・
そして、初チャイ。
お店の中は真っ暗。おっかなびっくりですが、こんな世界もそのうち慣れるでしょう。
揺られてうとうと寝てました。2日目のホテルは、テズプールという小さな町のホテルです。全然期待してませんでした。ホテルに着きましたよ~という声で目が覚めてみてみると・・・わぉ!なんて豪華なホテルなの~こんな所にこんなホテル?!?!夢じゃないかと思いましたよ。ホントに!
ウエルカムドリンクまで頂いて、ロングドライブの疲れも癒されました。
お部屋も綺麗でしょ。 冷房も効いてます。
お湯も出るし、湯沸かし器もあるし、完璧です。 時々停電するのはご愛嬌。
さあ、今日はアッサム州からアルナーチャル・プラデーシュ州へと入り、標高1600mのディラン迄行きます。
この州へ入るには許可がいるんです。
今日もきっと牛だらけの道を猛スピードで進みます〜(^.^)
時々象もいるぞぉおおー!笑
では
*****
2015年7月 6日 (月)
カナディアンロッキー・フラワーハイキング 6
エメラルドレイクの続きです。
ランチを食べながら眺めた空。かなり豪快な空でした。
ランチを食べた場所の辺りには、ホワイトカマスが・・・これがどうしても覚えられなくて、魚の名前だーと覚えたのですが、どうも出てくるのはサンマという言葉ばっかしで・・・カマスちゃんはこんな花、じつはリシリソウ(利尻草)なんです。
最初は蕾ばかり出てきて、一輪でも咲いていると感嘆の声を上げていたのですが、そのうちどんどん咲いている株が現れ始めました。初めて見るので嬉しい!
White camas ホワイト・カマス/ユリ科 Zygadenus elegans
さあ、頑張って歩きましょう。残りの部分はあまり日の当たらない場所なので、花は少ないのでさっと歩けるでしょう。
後ろを振り向くと、氷河が堂々と姿を現していました。あの後ろには広大な氷原が広がっているはず。他人の踏み込まない世界が存在しるんだな~ 壮大な地球を感じられる場所に簡単に近づけるのがカナダですね。
湖の反対側では、ゴゼンタチバナやムシトリスミレ、オオバタケシマランがわんさか咲いていました。なんだか尾瀬に似てるね~♪
Clasping-leaved twisted Stalk クラスピング・リーブド ストーク/ユリ科 オオバタケシマラン
Common Butterwort (コモン バターウォート)/タムキモ科 ムシトリスミレ
花じゃなくて、葉っぱから染み出る液で虫を捕まえ消化します。食中植物。
他にもいろいろあったけど、このくらいにして・・・湖の景色はこれまためちゃ凄い!!!
てくてくてくてく
てくてくてくてく
やったー!エメラルドロッジに到着しました。
では
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デリーに到着しました。
無事デリーに到着しました。
デリー迄の飛行時間、8時間50分。
一応気温40度となってましたが、曇ってるためか、そんなに暑くはナイです。
今夜のホテルは空港近くのモダンな新しいホテルIbisです。
インドらしくは無いけど綺麗で気持ちいい。
トランジットに便利なホテルが数件集まって建てられていて、まだまだ新しいホテルが数件建設中のようです。
このibisも半年前に建ったばかりのようです。
明日からは、嫌でもどっぷりインドの環境になるでしょうから気持ちいいベッドでナイスです。コスパの良さそうなホテルですね♪
夕食はもちろんカレー
今のところ、美味しいです♪ 野菜があって嬉しい。生野菜はちょっと恐いけど、ここなら大丈夫そう、、、と食べちゃいました。大丈夫でしたよ♪(本当に生野菜はこの日まででした。あたっとしても絶対食べないけどね。)
インドカレーは
大好き!ですが、さすがに毎日続くとしんどいかも。。。
いつ迄もつでしょう?
明日は国内線でアッサム州のグワハティまで空移動です。
では
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2015年7月 5日 (日)
青いケシツアー
今、成田エクスプレスです。青いケシを見に行って来ます。
行き先はインドのアルナーチャルプラディッシュ州。
そう書いても分かる人はいないかも-----
私も初めてインドの地図をゆっくり眺めて、インドってこんなに東に飛び出している場所があることを知りました。あそこはほとんどインドじゃないですね。
ヒマラヤの奥地、チベットの香りのするインドを楽しんできます。
今回は初めて4100mの地点でテント泊です。
どうなるか〜(^.^)
吐きまくって苦しんでるかー それともルンルンか〜(^.^)
そんなとこになんで行くの〜⁈
そこに花があるからよ〜♪ そんな私になるなんて思いもよらなかった。。。
人生って面白いですね。
去年のインド、青いケシツアーもかなりの迫力の旅でした。
さあ、今回はどんな旅になるか〜!!!
思いっ切り楽しんで来ます。
そうそう、カナダツアーの記事はかなりのスピードで頑張りましたが、ちょっとお預け。もう一回分だけ書いてあって、明日アップするよう設定してあります。明日読んで下さいね。
デリーに着いたらかけるかも-----
では行って来ます〜(^.^)
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2015年7月 4日 (土)
家族全員集合
よく雨が降りますね
母が亡くなってから、早いもので二年が経ち、家族が珍しく全員揃って三回忌をしてきました。帰りに、両親がよく泊まっていた 横浜グランドインターコンチネンタルホテルでお食事。今回は、フレンチのアズールへ行って来ました。
久しぶりのグルメ情報です♪
雰囲気が豪華なので、特別の時には最適かもしれませんね。一休コムを使うと、ワンドリンク付きで7050円が5900円とお得になりました。
海の幸とモッツァレッラのタルタル、生ハム添え
グリヨット風味のガスパチョ
盛り付けがとても繊細です。
鱸のポワレと焼茄子のピュレ、トリコロール仕立て
アンガス牛フィレ肉のステーキ、ソースリヨネーズ
アンガス牛のフィレ肉ですって。アンガス牛って何? 調べてみると・・・
アンガス種とは・・・起源はイギリスのスコットランドのアンガス州で、全身を被う黒毛が特徴です。柔らかくてジューシー、そして霜降りと赤身が適度にバランスのとれた牛肉として知られています。1916年(大正5年)にスコットランドから輸入され、無角和種の改良に貢献した後、絶えていたが、1961年(昭和36年)にアメリカから輸入され、北海道・岩手・青森で1,500頭程まで増えたと報告されている、ですって!
いちじくのフィユテ、アールグレイのソルベ添え
右端のちっちゃいのはアールグレーの紅茶のシャーベット(ソルベ) これがめちゃくちゃ美味しかった♪ こればっかり、もっともっと沢山食べたかったナ。。。 コーヒーまたは紅茶、小菓子
非日常的な空間で、優雅なひと時をもちました。
はじめて、ノンアルコールの赤ワインを飲みました。ワインから、アルコール分を0.5%未満ぐらいに除去するんですね。初めて知りました。
家族そして姉家族との食事、ぺちゃくちゃしゃべって楽しい時間でした。母もきっとこの空間は大好き。大喜びしていることと信じて・・・
本当は、この個室「ル・サロン・ブルー」を利用するのは、一人15000円のメニューなんだけど、特別に利用させて頂きました。ありがとうございました。まるでお見合いでもするかのようなお部屋でした。あー、例えが古い・・・
優雅な晩餐を楽しみたい時には、ぜひおススメです♪
横浜インターコンチネンタルホテル・アズールhttp://www.interconti.co.jp/yokohama/restaurant/restaurant/azur/index.html
では
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2015年7月 3日 (金)
カナディアンロッキー・フラワーハイキング 5
キャンモアを出発して、ヨーホー国立公園のエメラルドレイクヘ向かいました。エメラルドレイクでの一日です。
ヨーホー国立公園のヨーホーとは、先住民のクリー族の言葉で「すばらしい」の意味だそうです。アルバート州からブリティッシュコロンビア州へ移動です。といってもほぼ州境ですが。
エメラルドレイクは期待通り、神秘な色を湛えた魅力的な湖でした。エメラルド色は氷河湖である所以ですね。写真で見えるのはエメラルドレイクロッジです。この日は、このエメラルドレイクロッジに泊まるのでゆっくりと過ごせそうです。素敵なロッジのようなので楽しみ♪
せっかくいいロッジに泊まるので、早めに帰って、ロッジライフを楽しみましょう!と、今思い返せば聞いたような・・・
あー、あり得ないあり得ない。。。そんなことはあり得ない。。。周囲5kmほどの湖の散策にどれほどの時間がかかるんじゃ~笑 植物オタクを原野に放ったら、そりゃー、もう結果はお分かりですよね?!笑 見事に丸一日かかっての散策を終えたのは、夕方かなり遅くなってからのことでした。前の日に、ほぼ全員歩き疲れてた私達、ロッジ内の坂を歩くのがしんどかった~~
わたしゃ、こんな時間も欲しかったな・・・ この子達のように、岩の上に座って、ぼーーとしたかった。。。横目で見ながら羨ましかったよー。せっかくのホテルの部屋のベランダの椅子にも座る時間が欲しかったよー
正直、そんな思いもありましたが、エメラルドレイク周辺は見事な花の宝庫。この日も沢山の植物を堪能できました。植物の多さは半端じゃないです。時間が足りなくても仕方ない。。。ふふっ。。。
歩き始めはまだ霧が立ち込め、目の前の山は姿を現していませんでした。歩き始めの駐車場は観光客でごった返していましたが、ほとんどの観光客は入口で湖を写真に収め引き返すだけ。散策路にはそんなに多くの人の姿は見られません。歩くっていいですね♪
Striped Coralroot (ストライプド・コラルルート)/ラン科 Corallorhiza striata
植物がどんどん出てくるので、とっても忙しい^^初日、メニースプリングスで一輪だけ見れたストライプド・コーラルルートがたくさん見事に咲いていました。
オダマキの仲間も黄色、紫と道端に咲いてます。
カナダの湖にはカヌーがよく似合う、それも色は絶対赤!がいいですよね。
霧が晴れて、荘厳なピークが見え始めました。
今日も晴天になりそうです・・・
日差しが強くなってきました。カナダはとても乾燥していて、日差しがきついです。
日本でおなじみの植物がたくさん見れて、それもまた楽しい♪ でも、大体大きい固体が多いですね。人と同じかな・・・
時間が無いので、きょうはさっと写真だけ載せておきますね。名前は少しずつ書き入れます。
ここは、ランの花が多かったですね。これは珍しいですよ〜といいつつ、どんどん出てくるものだから、あれっーって、ガイドのhoriさんもビックリするほど-----それぞれが、好きに観察して・・・
湖畔のベンチに着いたので、ランチにしましょう~ということに。
ここでまだ、1/3も歩いてないのですって・・・あちゃまー
ではつづく
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2015年7月 2日 (木)
カナディアンロッキー・フラワーハイキング 4
ヒーリー・メドウの続きです。
グレーシャリリーに囲まれて、幸せなランチタイム。おにぎりが美味しい♪
私は?というと、ゆっくりご飯なんて食べていられません。 この景色、幸せ過ぎ~~ ささっと、おにぎりを食べて・・・カメラを持って、ちょっとお散歩です♪ カナダ人カップルがいい感じでねー
とってもいい雰囲気で、景色も好きだけど、人も好きなわたくし。。。どうも気になってぱちりとしちゃいました。ごめんなさい。
少しお散歩したので、ひきかえすと、moriさんも必至で撮影中でした。
あれー、まだ先があるのね。これ以上の景色はないと思ったけれど、先に行けば行くほど、インディアンペイントブラシなど、カタクリに混ざる花が増えてきて、ますます可愛い風景に変わっていきました。
インディアン・ペイントブラシの色も豊かになってきます。
インディアン・ペイントブラシの赤が効いて、薄い色の花達が喜んでるみたい。
Western Spring Beauty (ウエスタン・スプリングビューティー)/スベリヒユ科
Few-flowered Anemone (ヒューフラワード・アネモネ)/キンポウゲ科
Western Anemone (ウェスタン・アネモネ)/キンポウゲ科
この子はとっても優雅なの。私の大のお気に入り^^
他に、水辺にはリュウキンカの仲間のMounntain Marsh Marigold (マウンテン・マーシュ・マリーゴールド)/キンポウゲ科
さあ、坂道を登りきって、現れたのは・・・
どかーーーーん!!!
すごーーーーい!!!
わあーーーーー!!!
なんていうところなの~~!!!
声を出さずにはいられない、驚きの世界が広がっていました。
くるくるくるっと360度見回して、ぽっかーーん。
ね、ね、本当に東京ドーム2~30個分のグレーシャーリリーでしょ?!?!
高橋先生の声がします。確かに・・・!!!
来てよかった!!! 来れてしあわせ。。。
この美しさ地球のバランスを保っているんだなー。ただただ圧倒されるのみです。ちっちゃな人間のアドレナリンは出まくりでした。
向こうから、人がポツンポツンと降りてきます。体力さえあれば、このルートはまだまだ続いているそうです。
もちろん、皆大感激!!! ブラボー!!!ヒーリー・メドウ。
いつもは、カメラを向けると、私笑えないの、というkaseさん、この笑顔は何でしょう?ヒーリーメドウが作り出した素晴らしい笑顔ですね。
お名残惜しいけど、いいですか? 帰りもまた長いので、そろそろ帰りましょう。 horiさんの声に仕方ない。。。行きますか。。。
花園が見たくて見たくて・・・そう思っていた願いが叶いました。
アドレナリン出まくりで、帰りの道の楽だったこと。 「花も天気も、今日は一年で最高の日ですよ。」 ガイドhoriさんの優しい言葉も印象的でした。
この旅一番の景色に今でも感動を覚えます。
朝9時から夕方5時まで、こんなに歩いたのは初めての経験でした。
この日の夕食は、キャンモアでShef's studio という日本料理店へ。疲れた体に優しい日本食でした。
では
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カナディアンロッキー・フラワーハイキング 3
一夜明けて、カナダ2日目です。
この日はグレイシャーリリーの日となりました。
行き先はヒーリー・メドウ。
突然の変更で、初ぱなから一番のハイライトの場所、ヒーリーメドウまで行く日となりました。本当は、最高の景色は最後の日に!という予定でしたが、今年は雪が少なかったので、花の開花が早いそうで、早く行かなくちゃー、花が手遅れになっちゃうー、ということで、いきなり一番きついコースを、しかし一番素晴らしいであろう景色を目指して歩くことになりました。
かなり長いコースなので、2グループに別れ、もう一つのグループはサンシャインメドウに行くことに、こちらも良さそうなコースです。
迷いました。5月末に傷めた太ももがどう反応するか・・・日本の山なら、ここで待ってるから行ってきて~ということも出来ますが、なんせ、熊ちゃんが・・・ いつ熊ちゃんが現れるか分からないので、一人で待つことは出来ないのです。もし、途中で脚が動かなくなったら、皆に迷惑かけてしまう・・・そんな心配ばかりしていました。が、意を決して行くことに!
さあ、ブログを読んでくださっている皆さんも一緒に出かけましょう♪
朝、8時キャンモア出発です 快晴
目の前に現れてきたのは マウント・カスケード 観光の拠点のバンフを語るときには外せないマウント・カスケード。
この山を左に回りこんで、サンシャインスキー場まで向かいます。 途中で、前の車が停まっているなー、なんで?と、思うと・・・こんな子がいました。
ビッグホーンシープです。わぁーーー!!! 初めての生き物に大歓声!!!
サンシャインスキー場ゴンドラ乗り場に到着です。ここで、もう一つのグループはバスでサンシャイン・ビレッジに向かいました。バイバーイ 楽しんでね~♪
私達はここからヒーリーパスを歩いて、ヒーリー・メドウへ向かいます。行き約4時間ぐらいの行程でしょうか?!私達は遅いから・・・とにかく写真を写さずに真面目に行きますよ!との仰せで、もちろん、私は脚が心配だから、カメラはザックに収めて、ひたすら歩くことに。標高差655mです。
午前9時トレイルヘッドを出発。脚、だいじょうぶかな・・・嫌に緊張してました。ここの標高は1675m 目的地は2330m ですって。
が。。。。歩き出した途端、やっぱり写真撮影で停まるじゃん!?!
ゴゼンタチバナが咲いてました。
可愛く咲いてるので、誘惑に負けて、ぱちり いかんいかん、もう一枚だけぱちり
あたりはヤナギランの柳絮(りゅうじょ)がいっぱい飛んでたんですよ。 綿毛の中を本気で、さあ、出発~なんせ、標高差655m、片道約9kmぐらいですからね。ひたすら登りです。緩やかですけどね。
黒っぽい枝が垂れていて、魔女のマントともい言われているそうです。そんな感じにも見えますね。1時間ぐらいだったでしょうか、ヒーリークリークに到着しました。
川の流れが気持ちいい♪ 持って行った「即効元気」をちゅっちゅっと吸うと、なんて美味しいの~♪ その名の通り、即効元気、元気復活です! ここで、お昼にお願いした「ヤムナスカマウンテンツアーズ特製おにぎり弁当」をぱちり
今回、このおにぎり弁当がおいしくて、おいしくて。果物やちょっとしたお菓子も入っていて心配りが嬉しい限り・・・ヤムナスカの社長さんの奥様手作りだそうです。ほんと、おいしかったです♪ 力になりました、ありがとうございました。
樹林帯を抜けると景色が一変して・・・
お初の黄色いカタクリ、グレイシャーリリーが現れました。おおー! いよいよですね。そのうち、道の両脇はグレイシャーリリーとキンポウゲ科のホワイトグローブフラワーで賑やかになり始めました。フューフラワードアネモネというイチリンソウの仲間の白い花も沢山咲いています。
上は、途中のトイレ休憩のキャンプ場で咲いていたホワイトグローブフラワーです。キンポウゲ科のキンバイソウの仲間です。こっちのは色が白いんですね。日本のキンバイソウ属の花は黄色いですよね。シナノキンバイとかね。。。
後ろを振り向くと、健脚なお二方は撮影しながら登って来ています。ええい、もう大丈夫だわ~ 私も写したい! と、カメラを取り出しました。
いいですね。だんだん気分が盛り上がってきて、みんなの顔はもう笑顔でいっぱいです。最高~!
正直、ここまでの花の数も多くて感激してました。 るんるん♪ るんるん♪
その時、
抜けた~~~~!!! と、大きな声が!!!
ええっ? 何???
わーーーーー!!!!!
眼前にあるのは、どこまでも続くグレイシャーーリリーの黄色い世界。
そこには、さきほど思った最高の、又その上の最高の世界が広がっていたのでした。
ちょうどいい顔の暗い写真があるので・・・
では、ここでお昼にしましょうか。
まだまだ、続きます、ヒーリー・メドウ。
ではのちほど
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2015年7月 1日 (水)
カナディアンロッキー・フラワーハイキング 2
ミドルレイクでランチを食べたあと、そぐそばのメニースプリングスへ向かいました。メニースプリングス・トレイルは湖の周りを廻る高低差のない歩きやすいトレイル、それも花がとても多くて到着初日に歩くのには最適なコースでした。
駐車場に、ピンクの可愛いバラが咲いていました。
名前は Prickly Rose(プリックリー・ローズ) アルバータ州の州花です。
アルバータ州の車のナンバープレートには、可愛いこのプリックリー・ローズのお花が・・・そしてワイルドローズ・カントリーと書かれています。カナダらしくてお洒落ですね。
このプリックリーローズは、ほとんど毎日、色々なトレイルで目にすることが出来ました。まさに野ばら。ピンクの野ばらは、辺りの雰囲気をとても優しく満たしてくれていました。
いつもながら、花を見つけるとなかなか前に進まない私達。ガイドのhoriさんは、これは時間のかかる連中だわ~と、きっと内心やきもきしてたに違いないですね。
やっと、メニースプリングス・トレイルヘッドに到着。
まずは、ベアスプレーの話を聞きました。手に持っているのが、ベアスプレーで、トウガラシエキスが入っていて、もしか熊に遭遇すると、これを熊の顔めがけて吹きかけるそうです。ガイドは常に腰にぶら下げて持っていて、必携の品です。グループ行動をすること、一人遅れて離れないことなどを注意されました。
それから、コースについて説明が・・・あったのですが・・・ふふふ、ごめんなさい、ほとんど聞いてない・・・というのは・・・この看板の後ろに、いいものみーつけた!!!
これです!!! もう見ちゃった!!!待望のもの。
Yellow Lady's Slipper(イエローレディーズスリッパー)/ラン科カラフトアツモリソウ
そう、待望のイエロー・レディーズスリッパーです。
ほほほ、うはうはで、いっぺんに気分が揚がりました♪ 日本では、礼文島と北見市だけでしか見ることができません。
Yellow Dryad(イエロードライアド) / バラ科チョウノスケソウ
いつも下を向いて咲く。大きく開くことはない。葉は冬でも緑色なんですって。
鳥の嘴のようになって、だんだん綿毛がほぐれて種は飛んで行きます。
インディアンペイントブラシ Western Blue Flax(ウエスタンブルーフラックス)/アマ科 シュッコンアマ
Blue Columbine (ブルーコロンバイン)/キンポウゲ科 オダマキ属
おおーっ、あれはもしや! もしやもしやの・・・
フランクリン・レディーズスリッパです。まだちょっと蕾気味ですが、見れた!!!他の花はまだまだ見れたのですが、結局、このフランクリンちゃんだけはここでしか見れませんでした。もしや、私達とと別れて、一人残ったT先生は、レンタカーでこれを撮影しに行ったかもしれませんね。ちょうど開いている頃だったはずだし・・・
Striped Coralroot (スライプド・ドーラルルート)/ラン科
葉緑素を持たない死物寄生植物です。死物に寄生して、菌類と共生しています。花弁に縞模様あり。
ここは、カナディアンロッキーの南端。あの山々の向こうに壮大なカナディアンロッキーは続いています。楽しみ~♪
Shooting Star (シューティングスター)/サクラソウ科 ベニバナイチヤクソウ
Red Osier Dogwood(レッド オジヤードッグウッド) / ミズキ科
載せると切りがありませんね。初日で、かなりの数の花を見れました。のんびり歩けるいい場所でした。あたりは日差しが強くてめちゃくちゃ明るいです。
思う存分楽しんで、ホテルに向かいました。 もう時間だからね~~花があっても停まれませんよ~~なんて言いつつ、ちょっとだけ~って言って、外に飛びだして行った人がいましたっけ・・・笑
はーい
この日の夕食は、カナダ風ブラジリアン・シュラスコ料理 アルバータ牛がおいしかった^^
そこ頂戴! ご満悦! 手羽先もこれだけ並ぶと豪快!
ハツも美味だった! ラムもポークもウインナーも・・・調子に乗って食べ過ぎだほど(私じゃなくて高橋先生がね・・・)
キャンモアの街の夜は更ける・・・と行きたいんのですが、なかなか暗くならなくてね。 一体何時?と時計を見ると夜9時。でも外はまだまだ明るくて、ついつい夜更かしになるのでした。
では
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