ビンロウ(椰榔)がまだこんなに・・・@台湾近代建築の旅 5
今日は一昨日の続きで、椰榔(ビンロウ)の話題にしましょう。
台湾ではまだ当たり前のように椰榔(ビンロウ)を口にしているのですね。驚きました。
ビンロウについては、インドネシアの島に行ってから、ずーーと話題にしたいと思っていたんです。なぜかは・・・
インドネシアの島々では色々な種族の村に行きましたが、村々でみる女性達、特にお年寄りの口を一度見たら、忘れられない~~~多くのお年寄りの口はこんな口だったのです。
シンガポールにいるときに、インド人街とかに行くと、売られてました、椰榔(ビンロウ)が。そして、頭の中では知ってました。椰榔(ビンロウ)を噛むと口が赤くなると言うことは・・・
でも、やっぱり実際に見たらショック~~ ぎょっとしますね。長年、椰榔(ビンロウ)を嗜好続けたであろう口は強烈な印象です
と、ここまで書いて、椰榔(ビンロウ)が何か分からないと、何のことだか、さっぱり分からないですよね。
椰榔(ビンロウ)とは・・・
椰榔樹(ビンロウジュ)という椰子の実(ビンロウジという)と水に溶いた石灰をまぶして、キンマというコショウ科の葉でくるんでガムのように噛むのです。そうするとお酒によったような興奮や覚醒作用がおきるので、古くから嗜好品としてアジア各地で愛用されてきた歴史があります。
噛んでいる間は渋みが広がり、口中に溜まる唾はビンロウジの赤い色に変わります。その唾は飲み込まず頻繁に吐き出すのです。
ビンロウジュ 英名:Betel Palm 学名: Areca catechu やし科
フローレス島の村を訪問した時に、踊りと共に、このビンロウも振舞われました。
左の長いのはタバコ。まん中の薄く切ってあるのがビンロウジ(ビンロウ樹の実)、筒に入ってるのが石灰。こうやって噛むのよ!と、教えてくれるんだけど、勇気がなかった~~苦笑 だって、赤くなるんでしょ~~!?
おばさんがお手本を示してくれました。おばさんって、、、きっと私と同じぐらい? もしや私より若いかも・・・
うーん、只今味わってます。 → うーん、なかなかいいね~~♪という顔
年のおばさんたち、歯がぼろぼろだからか、皆口がおおおおーーーきく見える~~ぎゃー
でもね、若い人は綺麗な歯でしたよ。
ビンロウよりも、椰子からできたお酒と蒸し羊羹みたいなのが、めちゃくちゃ美味しかったです♪
シャキッとする為にまたこのおばさんの写真で・・・
おおー、また恐ろしくなってもらって。。。そうなんです、このビンロウにがん作用があるということ。また習慣性があるので、台湾では18歳未満の者には販売禁止、公共施設内では使用禁止等が法律で義務つけられているそうです。
でも、台湾第4位の農産物。習慣性があるので安定した収入も見込めるというので台湾政府は、奨励もしないが規制もしないと言う姿勢をとっているようです。
故宮博物院から乗ったタクシーの運転手さんが噛んでました!!! 見たかったのよ!この光景。 後ろからじーーーと、見てない振りしてみてました。噛んでは口から取り出して、缶の中に捨ててました。 意外に短いんですね、かむ時間。なんだかとっても忙しく見えました~~
ここは大人しいお店。
郊外の道路脇にあるビンロウ屋は男性の目を引くために露出度の高い超セクシーな女性が売ってます。
始めてみた時は何のお店か理解できなかったほど。台湾は国中が歌舞伎町???また写そうなんて思ってたら、最後に訪れた台北ではネオンサインきらきらとセクシー女性は禁止みたいでした。お見せできないのがちょっと残念~~笑
ウイキペディアより
↑これが一般的なビンロウ
健全なビンロウジュはこのHPを見てください。
こんな椰子の木です。→ハノイ歴史研究会のビンロウジュのHP
http://hanoirekishi.web.fc2.com/binroujyu.html
健康の為、噛みすぎには注意ですね。
では
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