« 焼き芋大会 | トップページ | 石蓮花(せきれんか)@台湾近代建築の旅 8 »

2015年2月23日 (月)

樟脳生産世界一@台湾近代建築の旅 7

P2050095001
台湾2日目。 前日の夜に行った大渓老街の町をもう一度散策。

白鳥さん、一生懸命説明中♪ キーストーンやメダリオンや・・・うーーん、もうほとんど忘れそう・・・苦笑 でも、まだまだ興味は薄れてませんよ。。。

P2050097
建物前面に中国の魚、蝙蝠などの縁起物をモチーフにした彫刻がいっぱいです。ごう魚(頭部が龍、体は鯉の形をした魚)なんていうのも知りました。

バロックの華麗な装飾と中国伝統の装飾図案、中華、日本、ローマ字などの商号が混合しているのが大渓老街の大きな特色。ま、いわば、中国とバロックがごちゃ混ぜ~~

1階が店舗、2階以上は通路上に張り出した住居という騎楼です。

P2050101001

P2050108001
大渓には、和平老街以外にも古い町並みが残っていて、中山老街にも行きました。ここでは奇数番の家がお金持ちの家だったみたいです。なかでも、この建物が豪華でした。

P2050112
中山老街の35番の建成商行。

樟脳炭鉱業を営んでいた簡阿牛の住居だそうです。まるで銀行かのようですね。簡氏は、現在蒋介石元総統の棺を置いてある慈湖陵寝(当時は謙記炭鉱)の土地の所有者でもあり、大渓きっての大富豪なんだそうです。最大最高の「牌楼」を誇ってて、さすがでした。どうにか残して欲しいです。

P2050114001
P2050113
中山老街の町並み

+++++

このあと、蒋介石の別荘があったという角板山で、樟脳(しょうのう)の工場跡を見学しました。

P2050139
P2050139002
日本統治時代、樟脳の生産は台湾が世界一だった歴史があるんですね。近くに住みながら、なーーんにも知らない私でした。 へー、そうなんだ~~、台湾に行って初めて知ることばかり。。。少し年上の方達はよくご存知の様子でしたが、私の世代になるとほとんど知らないことばかり・・・ついこの間まで日本だった台湾。なーんにも知らない若い日本人。いえいえ、若くなくとも戦後生まれの世代はほとんど知りません。実感できません。仕方ないにしても、へー、そうだったんだと、色々感じさせられました。

樟脳は楠の木から採れます。一般に知られているのは衣類の防虫剤ですよね。明治期の台湾統治時代には多くの樟脳製造工場が台湾につくられ、日本は世界一の樟脳生産国で、塩やたばこ、お酒とならんで専売品でした。

樟脳については、超お勧めHPがあります。ゆっくり読んでみて下さい。

樟脳雑話 ー しょうのうのお話

http://www.hyuganokaori.net/%E5%A4%A9%E7%84%B6%E6%A8%9F%E8%84%B3%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E6%A8%9F%E8%84%B3%E9%9B%91%E8%A9%B1-%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%A9%B1/

P2050142
P2050140
P2050148

P2050138_2

角板山にある蒋介石の別荘裏には、極秘に掘られた緊急脱出用のトンネルまでありました。ちょっと面白かったですよ。

では続く

*****

|

« 焼き芋大会 | トップページ | 石蓮花(せきれんか)@台湾近代建築の旅 8 »

旅行・地域」カテゴリの記事

h 台湾近代建築の旅」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。