樟脳生産世界一@台湾近代建築の旅 7
白鳥さん、一生懸命説明中♪ キーストーンやメダリオンや・・・うーーん、もうほとんど忘れそう・・・苦笑 でも、まだまだ興味は薄れてませんよ。。。
建物前面に中国の魚、蝙蝠などの縁起物をモチーフにした彫刻がいっぱいです。ごう魚(頭部が龍、体は鯉の形をした魚)なんていうのも知りました。
バロックの華麗な装飾と中国伝統の装飾図案、中華、日本、ローマ字などの商号が混合しているのが大渓老街の大きな特色。ま、いわば、中国とバロックがごちゃ混ぜ~~
1階が店舗、2階以上は通路上に張り出した住居という騎楼です。
大渓には、和平老街以外にも古い町並みが残っていて、中山老街にも行きました。ここでは奇数番の家がお金持ちの家だったみたいです。なかでも、この建物が豪華でした。
樟脳や炭鉱業を営んでいた簡阿牛の住居だそうです。まるで銀行かのようですね。簡氏は、現在蒋介石元総統の棺を置いてある慈湖陵寝(当時は謙記炭鉱)の土地の所有者でもあり、大渓きっての大富豪なんだそうです。最大最高の「牌楼」を誇ってて、さすがでした。どうにか残して欲しいです。
+++++
このあと、蒋介石の別荘があったという角板山で、樟脳(しょうのう)の工場跡を見学しました。
日本統治時代、樟脳の生産は台湾が世界一だった歴史があるんですね。近くに住みながら、なーーんにも知らない私でした。 へー、そうなんだ~~、台湾に行って初めて知ることばかり。。。少し年上の方達はよくご存知の様子でしたが、私の世代になるとほとんど知らないことばかり・・・ついこの間まで日本だった台湾。なーんにも知らない若い日本人。いえいえ、若くなくとも戦後生まれの世代はほとんど知りません。実感できません。仕方ないにしても、へー、そうだったんだと、色々感じさせられました。
樟脳は楠の木から採れます。一般に知られているのは衣類の防虫剤ですよね。明治期の台湾統治時代には多くの樟脳製造工場が台湾につくられ、日本は世界一の樟脳生産国で、塩やたばこ、お酒とならんで専売品でした。
樟脳については、超お勧めHPがあります。ゆっくり読んでみて下さい。
樟脳雑話 ー しょうのうのお話→
角板山にある蒋介石の別荘裏には、極秘に掘られた緊急脱出用のトンネルまでありました。ちょっと面白かったですよ。
では続く
*****
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 山口蓬春記念館@葉山(2016.02.03)
- 法師温泉・長寿館はこんなところ(2016.01.29)
- ありがたや~(2015.10.22)
- 涸沢・番外編(2015.10.19)
- 駒ヶ根満喫♪(2015.08.04)
「h 台湾近代建築の旅」カテゴリの記事
- 九份は人、人、人@台湾近代建築の旅 11(2015.03.09)
- 昔を偲ぶ滑り台@台湾近代建築の旅 10(2015.03.08)
- 東京駅と新竹駅、ともに100歳を越え姉妹提携@台湾近代建築の旅 9(2015.03.05)
- 石蓮花(せきれんか)@台湾近代建築の旅 8(2015.02.24)
- 樟脳生産世界一@台湾近代建築の旅 7(2015.02.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント