パンギー谷1@北インド・パンギー谷、青いケシの旅 19
Pedicularis punctata ペディクラリス・プンクタータ
きのうの高橋先生のブログで、ヨツバシオガマが紹介されてました。
http://takanesumire.blog15.fc2.com/blog-entry-1522.html#cm
ヨツバシオガマ、そして別種になったキタヨツバシオガマ、ミヤマシオガマ、タカネシオガマと、日本でも色々見られるようですが、パンギー谷でもシオガマの仲間が咲いていました。
この子、とっても面白くて、上唇の先のくちばしが、くにゃってねじれてるの。 一体どうなってるの?と、ついつい覗き込んじゃいました。
ヒマラヤ植物大図鑑を見ていたら、
ゴマノハグサ科にシオガマギク属(Pedicularis)があって、北半球に広く分布。シノ・ヒマラヤには特に種類が多いと書いてあります。うん?シノ・ヒマラヤって何のこと? 調べてみると、中国南西部の横断山脈からヒマラヤにかけての山岳地帯を植物地理学ではシノ・ヒマラヤというのだそうです。へー、ですね。(学んだ!シノって支那の事?)
特に鞘状に花柱をふくんだ上唇の先の「くちばし」がねじれているものも多いみたいで、私が見たこの子もその一種ですね。
訪花するハナバチの行動や夏に冷たい雨が長く降り続く高山の環境に適応して、花冠が高度に特殊化したのだろうと、書いてあります。
他の植物の根から栄養を奪う半寄生植物です。
シオガマギク属だけで24ページもあります。 いろんな種類のシオガマギクを見ていると、あらー、またまた心はヒマラヤへ~~ですね。
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ブログのタイトルバナーをインド・パンギー谷に変えました。
プロフィールの上の写真を青いケシ、メコノプシス・アクレアタに変えました。
リフレッシュです。
では
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