サッチ峠越え1@北インド・パンギー谷、青いケシの旅 10
朝起きて、テントから這い出してみると、
前の日は見えなかった山々が目の前に。
岩の上で少年が山を眺めている。
その光景を見て感じた、
人間って、ちっぽけだな・・・
大自然を相手にするとこんなちっぽけな人間。
大いなるものに影響されるのは当たり前。
色々あって当たり前。
生きてるってことは、それを素直に感じて生きること。
毎日起きる出来事を、
良いとか、悪いとか、
自分で勝手に決め付けないで
沸き起こる感情を素直に感じるだけでいい
この少年を見ていて、そう思った旅4日目の朝でした。
+++++
などと・・・
突然、いつもと違った書き出しになりましたが、、、笑
この日は、サッチ峠(4390m)を越えて、目的地カングサール迄向かいました。この日は、こんな書き出しで始まりたいほど、大自然に浸るアドベンチャラスな行程で、めちゃくちゃワクワクドキドキな一日でした。
どんなにアドベンチャラスか・・・? うーーん、それはお楽しみに。笑
少年の立っていた岩場のそばには
小さなお堂があり、
朝早くから、数人の人が次々とやってきて、掃除したり、お参りしたり、そんな日常の暮らしのひとこまをぼーっと見てるのが心地よかった。
さ、そろそろ出発
今日は、外人がまだあまり通ったことのないというサッチ峠越えの道路(開通してまだ2年という道路らしい)を通って、カングサールに向かいます。
長い一日になりそうです。
ジープは時々牛や人を追い越して、山道を進みます。
日本の食用の牛と違って、やせてるなーという印象ですね。
道はだんだん険しくなり始め・・・
雪渓が迫ってきたり・・・
マンテマって、こんななのね~~
私はどうもあの綺麗なバラの花が気になるのだけど、誰も話題にしてくれないの。きっと珍しくない花?
内心、たいした花じゃないの?なんて、思っちゃう、自信なくす瞬間です。よくあるんです、こういう時が。どんどん聞けない控えめな内気な私。へへ、笑われるかもしれないけれど、よくあります、学名とかがんがん言われると、頭が必死でフル回転。皆が当たり前のように口にしてる花が分からない・・・
ちょっと勇気を出して聞いてみました。
Hさんが教えてくださいました。
「ヒマラヤン・ローズよ。」「よく山の斜面とかにこのヒマラヤンローズでいっぱいの景色に出会うこともあるのよ。」
ほー、凄いじゃん! 内心叫んでましたね。
ヒマラヤンとか凄いじゃん、ヒマラヤンとか付いてる名前じゃん!かっこいい~~♪
初めて、ヒマラヤと付く名前の花に出会えて、大喜びの私だったのでした。
ヒマラヤンローズはパンギー谷でも咲いてました。
山中、このバラでいっぱいになるとは・・・
もし、それが本当なら、そんなに簡単に沢山見れる花なら、もっともっと埋もれてみたい~
ヒマラヤンローズに~
Rosa macrophylla Lindley 花期:6~7月
こうやって、覚えたヒマラヤンローズ。
帰ってきて、調べてみるとちゃんとした学名はロサ・マクロフィラ
ヒマラヤンローズというかどうかは定かじゃありません。
が、私の中ではヒマラヤンローズにしておきます。
途中から話がそれてヒマラヤンローズの話になっちゃいました。
時空を越えて、パンギー谷まで来ちゃいましたが、明日はまた元に戻らねば・・・
では
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