花の桃源郷フンザを歩く 16 テキスタイルの素敵なギルミット村2
カーペットセンターへ行きましょう。
カーペットを作っているところが見れますから~
そう言われて、皆さんはどんなカーペットセンターが目に浮かびますか?
センターという響きはどうもホームセンターとか広い場所のイメージがありませんか?
イメージとしては、カーペット工場かもしれませんね。
こんな山奥の小さな村に工場が??? などと思っていました。
後ろをついて行っていると、こんな入口を入って行きます。
こんな小っちゃい入口を入って、何を見に行くんだろう? なんて思いながらくぐった入口の枠。素晴らしい彫りがあって、あっと目に止まりました。チベット風な模様です。
そして、薄暗い中に入ってみて、おおーっと、驚きました。想像もしなかった場所に出会う驚きと広がる色の世界に嬉しくなってしまいました。
あー、ここがカーペットセンターなんだ!と、やっと我に帰ったように納得。
薄暗い中には、8人ぐらいの女性がいて歓迎してくれました。なんだか知的な匂いのする女性たちです。ここは自立支援のための工房。1998年に’カラコルム地域開発組織KADO’が設立したものだそうで、16年目の現在では、伝統の織りの技術もしっかりと受け継がれ行っているそうです。
素敵な物ばかりでしたよ。
写真で見るだけでも、楽しくなるでしょ?!
カーペットセンター=女工哀史の様な働かされている女性のイメージでは無く、伝統を守り、自立しようとする女性達の誇りも感じられる気がしました。
素晴らしい伝統的な古い家が工房になっていて、どのうちにもある明り取りが天井の真ん中にあります。白い模様は小麦粉で書かれたもので、毎年3月、春が来た祝いに書かれるそうです。
私、やっぱりこれがいいわ~ by emiko
これは私が作ったのよ。
これは私よ。
みんなが自慢そうに言っていました。
私も買いました。 今、うちの玄関に可愛く鎮座しています。
とってもいい買い物でした。
手が込んでいるから100ドルと言われ、100ドルはこの人達にとっては凄い金額だろと思いましたが、技術と労力を考えると妥当だと喜んで支払いました。
が、100ドル紙幣を出したら、彼女は初めて100ドルを手にしたみたいで、これは本当に100ドルかとガイドのアミンさんに真剣に聞いていた姿が頭に残っています。
こういう職人技大好き♪ あー、まだいたいのに・・・と後ろ髪をひかれながらこの場を去りました。楽しかった~
後になって、こんな看板に気がつきました。
このあと、民家訪問しておじいさんの話や笛の音を聞かせて貰ったり、少しばかり村を散策。
西遊さん、いろいろ楽しませて下さいます。
しかし、やっぱりこの村はテキスタイルの素晴らしさでしょう。
このおばさんの何気ない洋服もいいですよね。ピンク可愛い~~♪
日本のまっ黒ばかり着るおばさん!どうにかしましょう~~!って、叫びたい!笑
ちっちゃなちっちゃな布屋さんで売っていたリボンです。
素敵でしょー♪ もっと時間があったら、買いたかった・・・
この子達も可愛かった・・・で、も、ふと目に入った足元の靴。破れまくった運動靴。うっと、胸に詰まるものを感じました。
べろを出して愛嬌を振りまいてくれました。
ありがとう♪
採れるのは、じゃがいも、小麦かな・・・
テキルタイルの鮮やかさと打って変わって、暮らす環境は過酷です。
色鮮やかな女性の衣服はせめてもの活力を招く知恵なのでしょうか。
では
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