花の桃源郷フンザを歩く 4
パキスタン、3日目の朝を迎えました。場所はベシャムのPTDC(詳しく言えばPAKISTAN Tourism Development Corporation )のホテル。飛行機から続くバスの長旅でぐっすりと眠りました。少し底冷えのする気温ですが、川の流れが聞こえて、外へ出ると気持ちいい~。そうそう、ホッカイロがとても役立ちました。
パキスタンの国民宿舎みたいなものかしら?
シンプルですが、悪くない印象です。
ところが、朝ご飯をお皿にとっているところで停電。 ふふ、その為にちゃんとヘッドランプを首からぶら下げて朝ご飯へ行ってて、ラッキーでした。噂に聞いてはいたけれど、初めての停電なので、写真に撮ろうとしたらちょうど電気がつきました!という写真が上の写真です。
ブッフェスタイルの食事、途中なので卵とパンしか写ってないけど、ちゃんとカレーもありました。テーブルクロスはバーバリー??笑
この後、他のホテルでも停電は何度か経験したので、ヘッドランプは必須です。
今日はいよいよカラコルムハイウェイをどんどん北上してフンザ地域のカリマバードへ向かいます。カリマバードまで行けば4泊するのでゆっくり滞在できます。
今日もまたバスでの長旅、4時半起きの5時朝食、6時出発です。
とにかく早く出発しなくては、ここからは治安上、警察のお巡りさんがバスに乗って同行したり、警備車が前を先導したり、チェックポイントが何カ所かあって時間を取られるのだそうです。
ホテルの前にはライフル銃を持った警備員が。そのうちライフル銃には慣れてきましたが、やはりいいモノではないです。
私は、前庭に大きな大きなインドゴムの木があってそればかり眺めてました~ 結構ここは寒いけど、インドゴムがあるんだ・・・なんて思いながらバスに乗り込みました。
カラコルムハイウェイ(KHH)はパキスタンと中国を結ぶ道路です。7000m峰の山々をバックに、迫る氷河を避けるよう川沿いに建設された道路。古くから多くの法曹や隊商たちが通った道ですが、自動車が通れる道となったのは1978年のこと。中国とパキスタン両国の国家事業として20年がかりで出来上がったそうです。
終点は中国の新疆ウイグル自治区カシュガルで全長1300キロのアドベンチャーロードで、国境を横断する道路としては世界一高所を通る道路です。
さ、インダス川沿いを走る断崖絶壁。そうイメージしていた通りの道が現れ始めました。
警察の車が先達なので、並んで走るしかないので、 スピードも余りだせず、止まれもせずただ走るしかない・・・でも、窓からの景色が面白いので興味津々で見てました。右側はずーっとインダス川です。あー、これがあの社会の授業で習ったインダス川なのね~
総合結婚式場 宮之城観光温泉ホテル 福田荘の車とか 八王子の幼稚園のバスとか、日本の中古車が通って楽しませてくれます♪ 福田荘ってあるのかな? ホホホ、ちょっと調べてみたら、ありましたぁ! 鹿児島県なんですね~~笑
福田荘さん、こんなとこ走ってましたよ~w
斜面にある集落やいくつかの村を通り抜け進みます。結局チェックポイントはこの日、約17カ所ありました。いやはや、とても時間がかかりました。
途中の村で、景色もいいしちょっと休憩。
6000m級の山をバックに、記念撮影
さ、やっと昨日の質問の答えのコーナーです。
あのローカルの食堂のあったのはこの村なんです。
ここに見えるのは何かの生地ですよね。 そう、そうなんです。ナンなんです。この生地を伸ばして穴の中の壁に貼り付けて焼く。ナンを焼くおじさんでした!
穴はタンドールと言いますよね。
+++++
では、ナンとチャパティの違いは?知ってます?
チャパティ(チャパーティー 英語:Chapati ウルドゥー語:چپاتی ヒンディー語:चपाती )ちなみに、パキスタンはウルドゥ語です。
チャパティは・・・
直径12cm程の円形で、薄いクレープのような形状をしている。アーター(Atta、ヒンディー語:आटा)と呼ばれる全粒粉と水を捏ねて生地を作り、発酵させずに薄い円形にのばして焼いたものである
ナンは・・・
ナン(ペルシア語、ウルドゥー語、ウイグル語نان nān ナーン、ヒンドゥスターニー語nān / नान / نان ナーン )
自然種(小麦などに含まれる野生酵母菌を自然発酵させた種)で発酵させた生地を、へら型にのばしてタンドゥールと呼ばれる窯の内壁に貼り付けて焼いたもの。精製した小麦粉を使い、生地にヨーグルト、牛乳、ギー、少量の砂糖を加える。
↑ウイキペディアより
添乗員nakaさんによると、簡単にいうと、発酵してあるかしてないかの違いだそう。インドレストランでバイトしたことがあるんですって・・・ナンは生地自体が膨れるけれど、チャパティは気泡だけが膨れるんですね。
2本の鉄の長いお箸でつまんで、ナンを手前にほおり投げてくれます。その瞬間を写せなかった~
添乗員のnakaさんがナンとチャパティを注文してくれて、皆でお茶して食べました。(この食堂じゃないですよ。隣に綺麗なちゃんとSAIYAが指導してそうなレストランがあって、そこでお茶です。)
ナンもチャパティもアツアツで美味しかった~!
ナンを焼いてくれる隣はチャイのお茶屋さん。このおじさん、照れ屋さんですぐ顔を隠しちゃいます。
外で集まっているのは男ばかり。 女たちはというと、、、
いつも遠くから見つめてます。
画像を大きくしてみると、意外にも視線がバッチリカメラにあってたりするんで、びっくりするほどです。
なぜか、どの人も便所座りのスタイル。脚力強し。
若い人は携帯にたばこ。どの国も一緒のようです。
ほとんどの家は石積み+セメントブロック
インダス川の空気は清々しい
いい笑顔で答えてくれた少年の写真で 今日は終わります。
では
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