1 すみれ

2015年4月14日 (火)

ナガハシスミレ@新潟

やっと書けます~♪

やっとゆっくりと書けます♪

それにしても、寒いし、雨よく降りますね。

きょうは、ネットでクレマチスをずーっと眺めて、マンションの庭に植えるクレマチスを5種類買いました。育てたことないのでどうなるか・・・クレマチスは場所を好むそうなので、まずは試しに植えてみます。

東屋の柱にワイヤーを付けて貰ったところに、かわいく咲いてくれますように。。。

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柱の下も掘り起こして、丸い花壇を作る予定。 鍬を振りかざす毎日が当分続きそうだわ~

+++++

さて、

新潟で見たミスミソウやいろいろな可愛い花達もちゃんと書いておかなくてはあっという間に忘れてしまいます。少し頭の整理をせねば。。。

このあいだ、一緒に高尾を歩いたharumiさんが、ブログを読んでくれて、ナガハシスミレに興味を持ってくれたようだったので、ナガハシスミレを調べてみました。

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一目瞭然、距がとても長いのですぐに覚えられますね。まるで天狗の鼻みたい!と思ったけれど、その通り、別名 テングスミレともいうそうです。

Img_0920        学名:Viola rostrata var.japonica  長嘴菫  【別名】テングスミレ
        スミレ科 スミレ属

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このスミレ、北米大陸の北東部にも分布しているそうです。そう聞くと、アメリカでこの子を見てみたい気になりますね。北米大陸と日本に分布とは、どうやって広がってきたのでしょうね。

日本では、北海道南部から鳥取県までの主に日本海側で見られますが、太平洋側で見られるところもあるようです。高所では、ミヤマナガハシスミレが北アルプスで見られるみたいです。愛着があって、可愛いですね。

タチツボスミレの仲間なので、托葉には櫛の歯のように切れ込みがあります。

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こんな感じですね。

葉は先のとがった心形。花は直径1.5cm程度。草丈10~20cm。

側毛は無し。

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横から見ると・・・

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距は斜めに突き出ていて、花はぺちゃんこの印象です。

今回の新潟の花旅で一番可愛かったスミレは、

長い嘴のスミレ、ナガハシスミレでした。

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高橋先生がナガハシスミレの凄い群生を見つけたみたいですよ。

こちらをどうぞ→

http://takanesumire.blog15.fc2.com/blog-entry-1722.html#cm

うらやましい~~見たい~~!!!

(参考:日本のスミレ いがりまさし著)

では

*****

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2014年4月23日 (水)

子持山 in 群馬

NHK文化センター山歩き講座で群馬県・渋川市の子持山に行ってきました。

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昨日までの雨は止み、気持ちのいい山歩きでした。ひたすら登り40分

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山頂からは360度の展望、まだまだ冠雪の素敵な山並みが見えていました。先生の山案内の声が響きます~あれがね、浅間で、日光白根で、、谷川で、赤城山、皇海山ですね~w 

1img_0023_2                登頂 NO77 ヤッター!縁起のいい数字♪子持山1296m

このところ、歩くと脚が痛くなって自信を無くしかけていたのに、今日は調子よく歩けてほっとしました。それに、シンガポール以来長いお付き合いのハルさんが、一年半のキャンセル待ちを経て、今日から山歩きのクラスに入れました。

楽しかったみたいで良かった!

子持山、まだ陰の方には雪が残っていて、花の開花は2週間ぐらい遅れているようでした。早く本格的に暖かくなって欲しいですね。もう寒いのはいいよ~~

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スミレが見れるかしら?と、楽しみにしていた子持山。まだまだ春は浅くて、山の上ではスミレの姿は全く無く、諦めかけていたら、帰りに随分下った頃、行きには見れなかったスミレがちらほらと咲き出してくれていました。

1img_0007001        アカネスミレ 側弁に毛がぼうぼう~

タチツボスミレ、アオイスミレ、アカネスミレ、アケボノスミレ、ヒナスミレ、エゾアオイスミレが見れました。特にエゾアオイスミレはとても珍しいようです。

     1img_0109                アカネスミレの距

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アケボノスミレ 葉はあとで展開する

1img_0121        ヒナスミレ 色が淡くて可愛い 葉裏は紫色

1img_0152002               ヒナスミレ

1img_0171001        エゾアオイスミレ 葉が小さい、アオイスミレの場合は、大きな去年の葉がのこっている

ほぼ諦めかけていたスミレも、ラッキーなことに結局6種類も見れました。

スミレはやはりスペシャル。

気持ちが和みますね♪

あしたはパキスタンの旅を書きますね。ご期待を。

では

*****

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2014年4月19日 (土)

ビオラ・サックルス@ロゼットビオラの旅 27

このところ、忙しくて時間が足りません。

でも、出来ることしか所詮出来ないですからねー。焦ると身体に良くない〜

今日は、パキスタンの旅でご一緒した方からお便りをいただきました。

嬉しいですね。なので、張り切ってパキスタンの旅行記を!という気持ちはあるのですが、とても気になることが・・・去年、12月のチリ・アルゼンチンでのロゼットビオラがもう一種類紹介してないのが、とっても気になってます。

だから、ロゼット・ビオラの旅をきちんと終わらせますね。

とても珍しいビオラなので記録に残しておきたいのです。

その名は、ビオラ・サックルス(ヴィオラ・サックルス)

ここは、アルゼンチン。バリローチェ郊外。

ビオラ・コルムナリスを見てから、最後の種類のビオラ・サックルスを探しに行ったのですが、時期すでに遅くて、ビオラ・サックルスは見れませんでした。ところが、全然見れなかったとばかり思っていたのですが、偶然にも写した写真の中にあったようです。

なので、ちゃんとご紹介しますね。

これで、ロゼット・ビオラは全部で11種類見れたのかな?

  1img_5724002       ビオラ・サックルス(ヴィオラ・サックルス) Viola succulus

上の写真は、ビオラ・コルムナリスだとばかり思ってましたが、アルパインツアー・ネイチャリングのmatsuさんからご指摘頂き、ビオラ・サックルスだということが分かりました。

↓の写真がビオラ・コルムナリス。

よく見てみると葉の様子も違うし、花の唇弁に線があるのとないので、全然違いますね。ビオラ・サックルスの方が、すっきりと癖がなく清楚な花ですね。

1img_5953001        ビオラ・コルムナリス

ビオラ・サックルスは葉のふちが赤いですね。

こんな感じで、花は終わってました。

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時期遅しで残念でしたが、またリベンジしに行きましょう。

これで、見れたロゼット・ビオラをすべてご紹介出来ました。 

ふー、すっきり~

+++++

この日は、少し夕食まで時間があったので、急いで一時間ほどバリローチェの街を歩いてきました。

私は、やっぱり花だけじゃなくて、行った街の様子も知りたいのです。どんな街に行って、どんな人たちがいたのか・・・とても興味津々、楽しいです♪

バスの車窓から見える湖沿いのバリローチェの街は、バラの花がとても綺麗で素敵な町。

ここはスイス人が開拓した街だということで、まるでスイスにいるようにかわいい街です。

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ホテルから歩いて15分ぐらいで町の中心の広場につきました。

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そうだわ~クリスマスだったんだわ~~♪

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本屋さんをのぞいたり、スポーツ店を覗いたり、キョロキョロしながら、てくてくてくてく。

そして、場所はよく分からないけど、必ず街の真ん中あたりにあるはずと思しきあるチョコレート屋さんを探しました。ないなー、おかしいな~~、きっとある! と、我感を信じて歩いていると、おおー!ありました!!!

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真っ赤な マムーシュカというチョコレートのお店です。 

ここでお土産を買わねば~~ 留守番している家族に何かやっぱりお土産は欲しいもの。それにしても派手なお店だわ~~ とても有名なお店なんです。ガイドのMさんも一番おいしいと言ってました。

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買ったのはこれ。スペイン語で買いたい数の数字が分からなくて、横のお客さんに聞きました。そんな会話をするのがとっても楽しい~! です。

1p4199703可愛いでしょ~!

お土産も買えたし、ほっ!

これで、ひとまず旅でやりたいことは終了です。

ロゼットビオラの旅、もう4か月も前のこと。 っていうか、まだ4か月しか経ってないのですね~~ もうずいぶん前の出来事みたい。

やはりロゼットビオラは強烈な印象の花でした。

虜になりました。

アルパインツアー・ネイチャリング事業部のみなさま、貴重な旅を経験させて頂き感謝です。 花の虜になると、やばいな! どんどん世界花旅は続きそうです~~

夢は広がります~~♪ るんるん♪

では、これにてロゼットビオラ(ロゼットヴィオラ)の旅ブログ終了します。

ロゼットビオラ(ロゼット・ヴィオラ)に興味を持って頂いた方、ありがとうございました。

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2014年3月 7日 (金)

ビオラ・コルムナリス @ロゼットビオラの旅 26

久しぶりにチリ・アルゼンチンに戻ります。 いつまでたっても、ロゼットビオラが頭の隅っこにあって、離れません。次にどこかに行って、強烈な印象の花を見るまでは、きっと、ずーとこんな状態なのでしょうね。 

さて、久しぶりなので再度。ここはアルゼンチン・バリローチェ郊外、カテドラル山(2388m)。

6人乗りリフトで登り、そこからビオラを探しながら歩き始めました。もちろん他の高山植物も綺麗に咲いています。眼下にはナウエル・ウピア湖が広がり素晴らしい景色です。

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今日の目的は、ビオラ・コルムナリス

少し大きめの花が咲き、ビオラ・コチレドンに似た感じです。少々時期遅しで、萎れた花をつけた株がたくさん見られます。

ないかな~~

ないかな~~

と、最初に 探しあてたのがこの子。

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  (↑このブログを書いてから、わかりました。この子はビオラ・サックルスでした。唇弁に線がないですね。)

白花で清楚。株もしっかりとした瑞々しい株でした。

これがどのくらいの大きさかというと、↓の写真を見て頂ければイメージが湧いて頂けるでしょう。何度もしつこい~と、言われそうですが、ちっちゃーーい、です!笑

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どうしてこんな小っちゃいものをわざわざ遠くまで~~と、よく言われます。 勝手に言って下さい。私には面白いの。ほっといて~~~笑

と、それはいいとして、一生懸命探した甲斐あって、どんどん花付きのいい株が現れ始めました。

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紫も・・・

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↓懸命にビオラを探しているKENさん。 

ビオラは陰に隠れて、「私はここよ。早く見つけて~。この美貌を見てちょうだい。」 って、囁いてるみたいです。

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ガイドの植物学者Mさんも一生懸命探しています。

いい株は無いかしら?

どれも終わりそうね。。。と、いまいち不満そう。。。

その時、あった! これよ、これが私がみんなに見せたかったフレッシュな株よ、と指差してくれたのはこの子。

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確かに、、、 やっと咲きたての株が見つかりました。

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ガイドMさん、ホッと一安心。 にこにこ顔に変わりました。

もっともっといいのを見て欲しいのに残念だわ~ いいえいいえ、満足です。

なんて言ってたら、最後の最後に美人に出会えました。

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そのさまは岩場の宝石のように輝いていました。

このロゼットビオラの姿。忘れられません。素敵でした。

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ビオラ・コルムナリスの柱頭はこんなです。

下を向いてるからよく分からないけど、なんだか平面がありそうですね。

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一杯並べてみました。角度によって色々に見えますが・・・平面が下を向いているようですね。

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さ、次はビオラ・サックルスを見に行きましょう。

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空を見上げると遠くにコンドルが飛んでました。

まさに、これが「コンドルは飛んで行く」なのねー

遥か昔、ペルーで聞いた素朴な笛の音を思い出しました。

まだ20代だったあの時、若かったな。。。

これからは、いぶし銀の輝きで頑張るかな~

では

*****

 

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2014年2月19日 (水)

新種のロゼットビオラ@ロゼットビオラの旅 23

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2013年12月25日、クリスマス。

アルゼンチン・バリローチェの郊外で。

新しいロゼットビオラを見ました。この旅で第9番目のロゼットビオラ♪

名前は

Viola escondidaensis

ヴィオラ・エスコンディダエンシス (ビオラ・エスコンディダエンシス)

これは本当に珍しいビオラ。

最近新種として認められたばかりのロゼットビオラです。

それも、今回のボタニカルガイドのMさんが発見したビオラだそうで、ツアーリーダーのTMさんも初めてなので大興奮してらっしゃいました。

もしかして、日本人でこのビオラを見たのは、私が一番?! みんなで探しましょう~そういう合図でキョロキョロしてたら、あれっ?これですか? 

何と一番に見つけてしまいました。

毎回言ってますが、これがまた小さい・・・誰も撮影したことのないビオラだと思うと写すのにも力が入ります。

このロゼットビオラは丸くないですね。

一つ一つの花がきりっと首をあげて立ち上がっているような姿です。

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背丈は5cmもなかったと思います。3~4cmぐらいかな・・・

寝そべって撮るのに、これまた私達は砂だらけ・・・

夜、お風呂のバスタブに砂が貯まって貯まって・・・コップの水で砂を流すのが大変でした。シャワーが備え付けられてて動かないの・・・苦笑

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なんだか、おっほっほ!と、笑ってるようにも見えますね。

おしゃまなビオラかもしれません。

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いつものように靴と比べましょう。

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ビオラ(すみれ)のイメージをまたもや覆されました。

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右がこのビオラの発見者、植物学者Mさん。左がTMさん、念願のビオラが見れて一安心 のことでしょう。 一仕事終えて次のまだ見ぬビオラの話かな? まだ見ぬオレンジ色のロゼットビオラがあるんですよね!TMさん!私も見たい~~ 来年かな? 新しいアルゼンチン・ロゼットビオラツアーが企画されると思います。 ぜひ見に行きたいものです。

延々と続くブッシュ。案内して下さる方がいないと探せるものではありません。このツアーの存在は貴重です。

アルパインツアーネイチャリング事業部 どんどん宣伝しなくちゃですね~

プラントハンターTMさん、これからもますます頑張って下さい。

お蔭で私の楽しみも広がります。

感謝

では

*****

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2014年2月11日 (火)

花の谷を歩く@ロゼットビオラの旅 19

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さあ、出発!元気なHさんです。山スキーが得意なHさん、さすが脚、腰、強そうです。

モンキーパズルの樹林をくぐり抜け、いよいよロゼットビオラを探しに花の谷を歩きます 辺りには可愛い花が見え始めました。

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こちらはUさん、山では一番元気な方かもしれません。 だって、アコンカグアに登ったんですって~~皆が凄い!って言ったら、あの山はそれほどじゃないのよ、なんて言ってらっしゃいました。苦しいのも魅力!らしい。

辺り一面に咲いていたクリーム色の花はニワゼキショウの仲間、

優しい表情のかわいい花でした。

1img_4166          Sisyrinchium cuspidatum

このランもたくさん咲いてました。

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花弁に緑色の網目が入っていて綺麗。印象はゴージャス。

パタゴニアでもたくさん見られるそうです。チリ・アルゼンチン原産。

私には写せなかったけど、奥の方にはオレンジ色の部分があって綺麗なんですよ。

高橋先生のブログで見たことがあります。

ご覧下さい。→ http://takanesumire.blog15.fc2.com/blog-entry-608.html

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Chloraea magellanica  クロラエア・マゲラニカ

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この蘭を写しているkeikoさん。

ランの大きさが分かって貰えるかしら?

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さあ、行きましょう~!

目指すは ロゼットビオラですから~! と、TMさんに言われても、

可愛い花がいっぱいで、前に進めないわ~~

海外の秘境に行けば、こんな花の谷は山のようにあるのでしょうが・・・

海外花旅初心者の私にとっては、大満足の花園です♪

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強い日差しの下で、花達はぺちゃくちゃ賑やかにお喋りしてました。

春がやってきたね~

温かいね~ 

お、今日は珍しく人が歩いてるよ~ 変わった顔つきだよ! なんてね♪

1img_4302003           Quichamalium chilense (黄色い花)

立ち上がるエネルギーに、くらっとしそうなぐらいです。

し・あ・わ・せ~~

Bさんとのーんびり行こうね~っていいながら、歩いていると、

あれ? これロゼットビオラじゃない?

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今年は早く暑くなって、見れるかどうか心配でしたが、見れました!!!

Bさん、見つけるのがとってもうまいんです。そして、私に教えてくれて、いつも優しかったな~ 

正真正銘、ロゼットビオラです。やったぁ!

これは、数日前に見たビオラ・コチレドンだから、私達にも分かります。

前半ツアーでのビオラ・コチレドンの記事はこちら↓

http://botaniclovers.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/7-d873.html

なかなか大きな花が優雅でしょ~?!(といっても、今皆さんが頭の中に想像した大きさのきっと半分ぐらいですが・・・)

TMさんーん、と呼べども皆はもう行っちゃって・・・Bさんと嬉々としながら眺めました。

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ビオラ・コチレドン Viola cotyledon  

代表的なロゼットビオラ(ロゼット・ヴィオラ)です。

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この 株は大きくはありませんでしたが、この辺りではかなり大きな株が見られるそうです。

が、この年は早く暑くなっったので

残念ながら大きな株の花はほとんどが終わっていました。

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確かに 点々としてる株が花盛りだと、これは凄いですね。

また来ましょう~~

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大きさはHさんと比べてみて下さい。Hさん頑張ってます~♪

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ビオラ・コチレドンは分布が広く、花の色や形に変化が見られるそうです。

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この子もいい顔してますね♪

もっと、行けるところまで歩きますけど、夕方までこの辺りにいますから、各自のんびりゆっくりして下さい。

わーい、いいね、いいね、お先にどうぞ。

私はゆっくりと参ります。

なんて言ったけど、皆歩くの早い。

姿が見えなくなったら、何か不安になってきた~~

待って~~~

では

*****

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2014年2月 8日 (土)

初めての木性ビオラ@ロゼットビオラの旅 17

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学名:Viora capillaris  

朝一番でブッシュビオラを見に行きました。

小型の木性のビオラです。

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時期が遅くて少ししか見れませんでしたが、基部の方は確かに太くて木性化してますね。木性化という表現が正しいのかどうかわかりませんが・・・

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日の当たる斜面にこんな感じで咲いてました。

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横顔です。

柱頭は奥深くて見えませんでした。

大きさは↓の写真で分かって下さいね♪

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セロ・ニエロル自然保護区で。

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そばにはこんな花盛りの木が・・・

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左がHさん、Hさんはいつも洋服が赤と紺の組み合わせなんだそうです。なんだか今でも赤を見ると思い出しますよ~Hさーん!

右がツアーリーダーTMさんです。

お世話になります~~♪

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次はライマ火山に向けて出発~

モンキーパズルの木や久しぶりにロゼットビオラ(ロゼットヴィオラ)も見る予定。

楽しみです♪

では

*****

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2014年1月23日 (木)

優美なビオラ・コチレドン@ロゼットビオラの旅 11

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第7種類目のロゼットビオラは ビオラ・コチレドン Viola cotyledon

昨日の記事のビオラ・コンゲスタ Viola congesta の近くの山で見れました。 

今までのビオラに比べると華やかです。

葉の形が今までのと違い、花の大きさも少し大きめですね。

といっても、今までのビオラが小さすぎ・・・カメラと比べるとこれも大きいとは言えません。

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ギリギリ咲いていましたが、

残念ながら時期少し遅し・・・

株は結構ありましたが、かなり萎れてました。

満開だったとしたらさぞかし綺麗なビオラでしょう。

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風が強くて、砂埃で何度もカメラが動かなくなって・・壊れるかと思いました。ビニール袋を用意して、すぐに入れるようにしなくてはいけないと学びました。シャワーキャップがあると便利よ~Bさんが教えてくれました。なるほど便利ですね。

上の写真でも細かい砂が花の中にまで溜まってるでしょー

かなりの砂が舞い上がるという証拠ですよね。

このビオラの柱頭もまた面白いですね。

この子は横からも写せました。

距も面白い形です。

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みんな写すのに頑張ってます。

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↑私、この写真好きです~ 

いつもの癖で、花からつい人に被写体が変わってしまいます。写している人にとても愛着が湧くんです。一生懸命な姿ってぶれてなくて魅力的。一瞬すべてが止まった瞬間です。

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みんな集中力凄いです。

この傾斜に止まってることだけでも凄いのに・・・

見とれてつい写しちゃいました。

やだーぁ!ってAKさんには言われそうですね。

ごめんなさい。

+++++

白いタイプもありました。

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ビオラ・コチレドン 優美なビオラでした。

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こんな株が花盛りだと素晴らしいでしょうね。

これはまた後半ツアーでも見られるそうで楽しみです。

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落ちていたのでついでにパチリ。 基部の方はかなり太いですね。

この日のランチは湖のそばでパクリ

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美味しかったと言いたいけれど、正直だんだん食欲落ちてました・・・サンドイッチにも食傷気味。サンドイッチが素敵にシンプルで・・・野菜なしのハムとチーズばかり続くと喉通らなくなりますね。次回は何か持って行くものを考えましょう~ (って次回があるのかい??!!)

でも、周りの景色は素晴らしい~~

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残雪をバックにこの花は何でしょう? 

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足元には花が一杯 

この黄色いのは

ロドフィアラ・モンタナ  Rhodophiala montana

ヒガンバナ科 

可愛く咲いていました。

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日本では、なかなかこんな花の草原を歩くことはできないですね。

日本の自然は乏しくなってますね。

海外に出て、花いっぱいの光景を見ると、そんな日本を思い出し少し淋しくなりました。

これで 前半ツアー 予定の7種類のビオラを無事見る事が出来ました。

無事、目的達成です

ホッとして、バスはタルカに向かい出発しました

では

*****

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2014年1月22日 (水)

まるでアップリケ@ロゼットビオラの旅 10

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2013年12月19日、朝6時半 タルカのホテルの部屋から写した日の出です。

タルカのホテルは落ち着いた4☆ホテル。

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ロビーにはクリスマスツリーも飾られてました。

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お部屋もゆっくり素敵でした。

けれど、うーん、ご飯がまずかった 連泊でまずいのはきついですね・・・(いらぬ情報ですが、CASINOのあるホテルのレストランは評判みたいで美味しそうですよ・・・)

それでもいつもおいしかったのがこのビール、CRISTAL。すきっとした味わいで美味しかった! 日本でも飲めるかな~? お土産に持って帰りました。

ネットで調べてみたら、クリスタルはペルーのービールみたいですね。最安値296円でした。アンデスの清涼な水で造られたペルーでシェアNo.1のピルスナースタイルのビール、チャンスがあったらぜひどうぞ♪

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さて、話は本題のビオラ観察に戻って・・・

観察日4日目のことです。サンチアゴから車で3時間ぐらい南下したところにあるタルカ(talca)という町を拠点にまたアンデス山脈へと向かいました。

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途中数回バスを止めて花の観察。

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                                                      Calceolaria thyrsiflora

この日もカルセオラリア(キンチャクソウ)はたくさん見られました。

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salpiglossis sinuata                       Clarkia tenella

   

花を見つけて、「パレ!(止めて)」と、Mさんがいうけど、あの運転手さんめ、なかなか止めてくれないのです。止まった時には目当ての花はもう100m以上戻らなきゃーなんてことばかりで・・・

要領よく止めてくれない運転手なのよね~!と、Mさんも呆れてて、私が、「なんだか止めて!とも言いにくいわよね。」と同情したら、「いえ、止めます!」とはっきり言った男らしいMさん(ちなみに女性です)に、声は出さなかったけど、「おおー、カッコいい!!!」 私はそう叫んでいたのでした。笑

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Vicia andina                                        

車窓からは・・・

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こんな景色が続いてました。荒涼としてはいるものの雄大です。色んな岩がにょきっと飛び出してたり・・・

さあ、ここでビオラを見ましょう~

工事中で何か建物を作っている場所でバスはSTOPしました。

あるといいんだけどな・・・

じつは、あるはずの山がないのよね~ビオラの生育地の山が工事で削られていたのでした。私達も周辺を探したけどビオラの姿は探せず、皆ほとんど諦めかけてました。

なんせ、暑いし、疲れもだんだん溜まってきてるし・・・

風も強いし・・・

ふー、なんて思った時

遥か遠く一人もくもくと探しているMさんの姿が・・・

その姿には後光がさしてました。

大袈裟じゃないですよ。。。

嬉しかった~~!!

天は見放さず・・・

向こうの山から、Mさんが あったよー! と両手いっぱいでまあるいサインを出したときは、やったー!とホント嬉しかったです。 

良かった~~~~!!!

そんないきさつで見れたのが、このビオラです。

名前は、ビオラ・コンゲスタ Viola congesta

忘れられないビオラです。

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地味だけど、可愛いと思いません?

私は大好き。

葉がまるでアップリケのようじゃないですか♪

小さかったころ、母が胸やズボンの膝によくくっ付けてくれた懐かしいアップリケです♪

じつは、アップリケの糸の様なのは腺点。

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大きくしてみると、ね、こんな感じです。

腺点ってなあに?と思う方はここを見てみて下さい。

http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1086&category=mokuji

http://woodyplants.web.fc2.com/in/hanoyogo/hanoyogo.html

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そして濃い紫の花もグラデーションになっていて、中は黄色。

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変わってる柱頭ですね。

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3株見る事が出来ました。

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透かした花びら素敵です。

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山は工事でどんどん削られて行ってました。

今後どうなるのでしょう? 

他の場所にもきっと咲いているのでしょうが、

ビオラ・コンゲスタの命が長らえますように。。。

チリでは植物学者の数も少なく、ロゼットビオラのこともまだまだ未知の世界ようです。

では

*****

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2014年1月20日 (月)

逞しいロゼットビオラ@ロゼットビオラの旅 9

ロゼットビオラ観察3日目。

2013年12月18日のことです。

この日は、サンチアゴから東へアンデス山脈へ入って第5種類目のロゼットビオラを見て、その後タルカまで南下する、という予定です。

また、新しい種類のロゼットビオラが見れます。嬉しいな~!

しかし、この日はちょっとしたトラブルが・・・

旅では色んなことがありますよね。海外のツアー旅行はほとんどしたことがないので、海外で起こりうるハプニングにはあまり出くわしたことがありません。が・・・国内のツアーでは何回かあります。

かえって、そういう旅は頭に残るもので、一緒に行った友達とも何度話しても話ネタに尽きないというか・・・楽しい思い出話に変わります。

友達に言われることがあります。Mayuriさんと行くとなんか起きるのよ~~と。いえいえ違うでしょ~!私じゃないって・・・笑 

・一泊で上高地の徳澤園に行ったツアー

怒った(ツアコンさんはとてもベテランのいい方だったのに・・・)お客さんがパーキングサービスで一人ツアーから離れちゃいました。こんなツアー一緒にいられない!ですって。。。私にとってはめちゃくちゃ楽しかったのに。。。徳澤園大好きなのに・・・

あんな高速のサービスエリアから一人どうやって帰ったんでしょうね?

・二泊で祇園祭に行ったツアー

新米のツアコンくんがうまく事が運べなくて色々へまをしてばかりで、一人のお客さんはもう二度とこの会社のツアーは使わないと怒りだす。。。最後の日の挨拶で「僕の様なもののツアーに参加して貰って本当にすみませんでした。せっかくの皆さんの楽しい旅行が・・・」と半泣き。そこに、おじさんが 大声で 「死ぬなよー!おまえ、親から怒られたことないんだろ~~! 応援してるからしっかりしろ~~!」との声。女の人達からも 「頑張って~~!!」の声。 まるでバス中が一致団結したような雰囲気になってきて・・・彼も、もう一度チャンスを下さい。頑張ります!との返事。 そのあと、常連さんから、 はい、次は運転手さんへのお礼、はい、次はアンケートを配って~~とか指示が出され始めて・・・バスの中の雰囲気はかえって楽しくなっちゃったりして・・・ この旅は忘れもしない旅になりました。

あの時の彼は今は何をしてるんでしょうね~?

と、書きだすときりがありません。

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今回は、運転手がそんなアウトサイドには行かないと言い出したのです。「そこに行かないとロゼットビオラは見れないの。そこが目的地なの。前にも行ってるの~~! 」と、ツアーリーダーMさん、とても困ってました。

始まってみないと、どんな運転手が来るか、どんなガイドが来るか分かりませんものね。

ツアーリーダーさんの苦労は大変だな~~と、思いました。

誰のせいでもないです。その場で起こっていることは、そこにいるすべての人が起こしている出来事。でも、その時のツアーリーダーさんの力不足だとか、色んなせいにもされちゃいますよね。

今回は この嫌な運転手さんは行ってくれなかったのですが、代わりの車が手配出来て、イケメン男性の運転する車がやってきました~ 結果、めちゃくちゃオーライ~~

ドライバーさんによって、なんて皆の雰囲気が変わるの~~♪ を、体感した瞬間でしたぁ!

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さあて、前置きが長くなりましたが、どんどん車は走ります~

鉱山の大きなトラックががんがんと砂埃をあげて走っています。石灰の鉱山だったかな・・・? 周りの景色はなかなか良くて・・・遠くに素晴らしい山が見えたり・・・羊やヤギや牛の牧歌的な風景も見られ・・・

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お花摘み(トイレ)をした岩山にはこんな可愛い花が咲いていてルンルン気分♪

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Rhodophiala rhodolirion ロドフィアラ ロドリリオン 

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おおー、なんじゃこれ~?! と、興奮して写した写真。 車の中で「これ何?」と聞くと、さらっと 「あ、サボテンよ」 その隣の人も 「あ、サボテン」 と、なんと感激の薄い答え。

皆、凄いのね~~ いっぱい海外で花見てるのね~~ と、しずかーになった私でした。しょぼん。。。笑 

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砂埃で前が全く見えなくなるほどのダートをガンガン走ってたどり着いたのがここ。

ここーは地の果てアルジェリア♪♪ じゃなくて・・・アンデスじゃ~~♪♪

なんて、歌っちゃいたくなるようなとこですね~~ 私、元来は鳥なの~バーダーなの~~と、いつも双眼鏡をぶら下げてるYさんも、ここじゃ、鳥いないわ~~って言ってましたね。

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ビオラを見るにはこの斜面を駆け上がります。

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皆、達者ですわ~風もけっこうあったのに・・・

ビオラの為なら え~んやこ~ら~~、 その時、向こうの方で 「あったよ~~!」

わお~~!!!

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最初に見たのは、こんなの。

今度はかわいい白いビオラの花でした。姿は松かさ状。まあまあの大きさです。 と言っても、松かさの直径5cmあるかないか・・・かな。。。

名前は ビオラ・レイボルディアナ Viola leyboldiana

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アップしてみますね。

どかーん!

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こんな毛深い子もいました。

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もう少し登ると、たくさんの株がごろごろと雑居状態。

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うーん、この子達を見ていると、

お前さん達、こんなことで咲く運命とはいえ、凄いよね~

こんな強風の吹きすさぶ所で、砂埃にまみれて、水も乏しいのにね~ 逞しいよね~

そんな風に感じてきました。

寝転んで見てみると、まるでヤマタノオロチか怪獣か???そんな風貌でもあります。

どうにか その逞しさを表現できないかと写したのが↓の写真です。

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私は結構気に入ってますが・・・どうでしょう?

雲がもっとうまく入ればよかったのですが、花の咲いている場所を正面にしたいし、そううまく雲は存在してくれません。 自分ではOKとしました。

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CANON EF4L17~40mm の広角レンズ重宝してます。

勿論マクロレンズも宝物

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突然の騒がしさにきっと驚いたに違いないビオラちゃん、ふだんはこんな場所でひっそりと咲いてるんですね。

このビオラのポリネーターは誰なんでしょうね?

色々あったけど、楽しい一日で締めくくれて良かったナ。

Mさん、本当にご苦労さまの日でした。

ビオラ・レイボルディアナ なかなか存在感のあるビオラでした。

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もうひとつテニスの話題

今日は錦織圭頑張りましたぁ!!!!

世界一のナダル相手に素晴らしかった!!!

何て、成長したんでしょう。

逞しくなりましたね~ 増々がんばれ錦織圭!!!

では

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